ASKA、谷川俊太郎さん悼む「谷川さん、どうですか？『死』とは何でしたか？」

ASKA（2024年5月撮影）

親しみやすい言葉による詩や翻訳、エッセーで知られ、戦後日本を代表する詩人として海外でも評価された谷川俊太郎（たにかわ・しゅんたろう）さんが13日午後、老衰のため死去した。シンガー・ソングライターASKA（66）が19日、X（旧ツイッター）を更新し、追悼した。

ASKAは、谷川さんから寄せられた署名の画像を公開。「詩人『谷川俊太郎』　僕には、この名前を表す文字がデザインで見える」と私見を述べつつ、「『詩』だけで食べることができた人。どの時代に生まれても、名前を残せた人」と評した。

続けて、谷川さんが手掛けたアニメ「鉄腕アトム」の歌詞の一節を記し、「この歌詞が谷川さんだったと知ったのは音楽業界に入ってからだった」と言及。

また、「『僕は早く死にたいの。死ぬのが楽しみ』と仰った」と谷川さんの生前の言葉を紹介。「谷川さん、どうですか？『死』とは何でしたか？」と問いかけるとともに、「永遠のなかの『死』というひとつ。その『ひとつ』を繰り返す永遠。『宝物』をありがとうございました」と感謝した。