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【紅白歌合戦】企画枠などでの追加を示唆「組数は合うように交渉続ける」制作統括の大塚信広氏

日刊スポーツ / 2024年11月19日 17時46分

第75回NHK紅白歌合戦に初出場する歌手やグループが発表される会場(撮影・千葉一成)

大みそかの「第75回NHK紅白歌合戦」(午後7時20分)の出場者発表会見が19日、都内の同局で行われ、制作統括を務めるNHKの大塚信広氏が取材に応じた。

今年のテーマは「あなたへの歌」。大塚氏は「来年は放送100年の節目。そこを加味しながらテーマを考えました。楽曲がおひとりおひとりに届くことはもちろん、1人1人が感じる感じ方がそれぞれあると思いますし、あらためて思い直すこともあると思います。そうしたみなさんに歌を届けるということで設定しました」と話した。

発表された出演者では紅組が1組少ない形となった。今後、企画枠などでの追加を示唆し「組数は合うように交渉は続けていきたい」と明かした。ブランク年数史上最長となる41年ぶりのTHE ALFEEやGLAY、南こうせつ、高橋真梨子、イルカらベテランの出場について「選考基準は変わらずで、周年の活動やライブ活動を数多くなされていたり、活躍が顕著だったので選出しました」と語った。昭和の時代から活躍してきたアーティストの楽曲については「ストリーミングで昔の名曲が若い方に人気だったり、聴かれていたりしています。やっぱり紅白は全世代の方に見て聞いていただきたいので、そうした選考もありました」とした。

また、今年のNHKスポーツテーマ「舞台に立って!」を担っていたYOASOBIの名前がなかったことへの質問も飛んだ。五輪企画などでの出演を問われ「まだ初出場者らを発表したばかりなので。そうした話は今後になります」と語るにとどめた。追加組のめどなどについては「めどなどはあまりないですが、みなさんのご期待が高まったりする場合はお声がけさせていただく可能性はあると思います。組数は決めているわけではないです」とした。

また、2年連続出場ゼロとなったSMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)からタレントマネジメント業務などを引き継いだSTARTO ENTERTAINMENT(スタート社)所属アーティストについて、出演交渉は10月16日の同局会長会見で稲葉延雄会長が同社タレントの番組起用再開を正式発表した日から始まっていたと明かした。この日の発表会見までに出演交渉はまとまらず、大塚氏は「個人的なものになりますが、実際に交渉させていただいて、今回の出演者に名前が載っていないということになったのは残念に思っております。スタート社のみなさんとのお話し合いの中で、そうした判断になりました。詳細はお伝えできない」と話した。同社のタレントの出演については今後の企画枠などでの出演も「ない」と明言。加えて、あくまでも「お話は今年の紅白に関してのみです」とも強調した。

会見では「昨年スタート社のタレントらが出演しなかったことや、増加するK-POPタレントらの出演により視聴率が下がったという声もある」という質問も出た。大塚氏は「結果として残念ですが、旧ジャニーズ勢やKPOP勢(が原因)だとかは考えていません。むしろ、あんなにすてきな歌を届けてくれたのに視聴率が下がってしまい残念に思っています」と話した。

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