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女性作家“名前”をめぐる小説家あるある指摘「リサーチしないと恥ずかしいことに」

日刊スポーツ / 2024年11月21日 18時21分

岩井志麻子氏(2021年撮影)

作家の岩井志麻子氏(59)が21日、TOKYOMX「5時に夢中!」(月~金曜午後5時)に木曜コメンテーターとして生出演。子どもの名付けについて言及した。

この日は先週発表された「赤ちゃんの名前ランキング2024」を取り上げた。現在はキラキラネームに変わって、難解で読みづらい漢字ネームが上位にランクイン。読み方とともに漢字からイメージされる雰囲気を重視する傾向も強く、“読めるけれど書けない”エモい漢字が人気になっているという。

岩井氏は「私が子どもの頃は“子”が付くのがちょっと古くなってきていたので、“子”が付いていないハイカラな名前に憧れていた」とした上で「志麻子という名前は好きなんですよ。古いっちゃ古いけど、そんなにいないし、覚えやすくて気に入っている」とコメントした。

仕事をする上で、小説の登場人物に名前を付ける作業は「ヤフーニュースとかを見て年齢から抜き出す」と言及。「20歳ならこの名前、40歳ならこういう名前が多いのかなと想像してます」と説明した。

岩井氏は年齢から名前を連想する理由について「ある大御所の作家の先生が、若者向きの小説を出したいという話になり、若者の小説となっているのに、(名前が)カズヨさん、マサエさんとか昭和な名前を付けてしまったり。セリフも『あたいたちのアジトであんみつでも食おうぜ』とか(笑い)。リサーチはしないと恥ずかしいことになるんですよ」と明かした。

同じくコメンテーターの新潮社出版部執行役員の中瀬ゆかり氏は「ゆかりは“子”が付かないので、当時のクラスの中では『お前は将来“ゆかりばあさん”になるんだ』とか、若すぎるという意味で変だとからかわれたこともありましたけどね」と振り返っていた。

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