テレ朝社長、兵庫県知事選報道に言及「選挙ごとに反省材料が出てくるので、次に生かしたい」

テレビ朝日の篠塚浩社長（19年10月撮影）

テレビ朝日定例会見が26日、東京・港区の同局で行われ、篠塚浩社長が兵庫県知事選挙の報道について言及した。

同選挙は斎藤元彦氏が再選し“SNSがオールドメディアに勝利した選挙“などと位置付けられている部分もあり、篠塚社長は「SNSを中心に情報や意見が発信されているのは当たり前。それが選挙で活用されているのは世界的にみても常識だが、一方で情報に誤りがあったり、情報を受け取る側に偏向が出てしまうこともある」とした上で「告示後の情報量が少なかったという指摘がある」とも話した。「選挙ごとに反省材料が出てくるので、次に生かしていきたい」と語った。

具体的には「地上波や衛星波だけでなく、他のプラットフォームでも発信し、どうしたら見てもえるのかも含めて対策をとっていく」とし、「地上波に限らず、地上波を見ていない方々に我々の情報をいかに届けていくのか」と課題を挙げた。