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「ミヤネ屋」で斎藤知事「公選法違反疑惑」巡り弁護士間で生激論「臆測になる」「表現の自由が」

日刊スポーツ / 2024年11月26日 20時42分

野村修也氏(2018年6月撮影)

日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜午後1時55分)が26日、放送された。兵庫県知事選で再選されたばかりの斎藤元彦知事(47)に「公職選挙法違反疑惑」が浮上している問題について大阪地検検事を務めた亀井正貴弁護士と中大法科大学院教授で弁護士の野村修也氏の間で激論が交わされた。

番組ではPR会社に支払ったとされる71万5000円を取り上げた。斎藤知事の代理人弁護士は「支払いは4日、契約書は書面ではなく口頭契約」などと番組フリップで紹介した。

亀井氏は約70万円の金額の根拠について「70万でやる業者はいると思うんですよ。これ実際に兵庫県と取引があるので、将来的な取引、発注が見込める可能性があります」と語ると、今度は野村氏が主張。「先生、そこまで言っちゃうと臆測になっちゃうので。それは事実として、何か証拠が出ているんだったらそういう議論をすることがあるかもしれないけど」と反論した。

その間、亀井氏が話す言葉を待つことなく「それは一般論として、言ってしまったら、お金が小さかったら必ずね、事前収賄だっていう話になっちゃうと、それはつくり話になっちゃうから。何か事前収賄の事実が今出てるんだったら、将来のことを約束してましたよねっていう発言はできるとは思いますけど」と一気に語った。

さらに「あまり、そういう色を付けて報道にこういう可能性があるんじゃないかってやるのは、この間までテレビに対してみんなが、ちょっといったん反省しようねっていうところに戻っちゃう可能性があるから」と続けた。

亀井氏は「PRすることによるメリットはあるので。別に兵庫県の仕事を受けなくても、これで成功したということで、PRすることによるメリットがあります」と説明した。「例えば弁護士がこの事件おいしいから安い着手金でやろうかっていうのは普通にある感じなんですね」と具体例を提示。そして「だから、兵庫県の取引が、具体的な約束はなくても、してくれるかなという期待はありえるし…」と続けた。

そのタイミングで野村氏が再び主張。「今、犯罪かどうかの議論をやってるわけだから。可能性としていろいろあるのは、確かにありますよ。いろんな人たちが何事もやってることについては、もう色を付ければ犯罪になる可能性もあるので。今、出てきてる事実で分析しないと。一番出てきてる事実っていうのは70万円っていう金額ですから。金額から何が推断されるかっていった時に、そんな安いやり方してるんだから、それはきっとどこか陰でいろんなことやってるんじゃないかっていうのは、臆測になっちゃいますよ」と投げかけた。

一連の主張を耳に入れた亀井氏は「そうすると、表現の自由が害されるので」と切り返した。

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