朝ドラ「ばけばけ」ヒロイン夫役は英国出身の俳優トミー・バストウに決定「皆さん、初めまして」

2025年後期連続テレビ小説「ばけばけ」の出演者発表会見で登壇する、ヒロインの夫・ヘブン役のトミー・バストウ（撮影・前田充）

NHK大阪放送局は27日、大阪市の同局で次々作の25年度後期連続テレビ小説「ばけばけ」の出演者発表会見を開き、女優高石あかり（21）演じるヒロイン松野トキの夫ヘブン役として、英国出身の俳優トミー・バストウ（33）を公開発表した。

同ドラマは松江の没落士族の娘で、小泉八雲（ラフカディオ・ハーン）の妻・小泉セツをモデルに描く。

高石から「誰もがとりこになる人」と紹介されたトミーが着物姿で登場すると、公開発表を見に集まったファンから拍手が送られた。

日本語は独学で10年ほど勉強しており、「皆さん、始めまして。勉強中のトミーです。よろしくお願いします」と流ちょうにあいさつした。好きな言葉は「臨機応変」と明かして、笑わせた。

夫役はヒロイン同様、オーディションが行われ、参加者1767人から選ばれた。

トミーは07年、ロックバンド「FranKo」を結成。リードボーカルとして現在も活躍中。08年「ジョージアの日記／ゆーうつでキラキラな毎日」でメジャー映画初出演。俳優としてキャリアをスタートさせると、18年から米国にも活動を広げる。24年エミー賞受賞ドラマ「SHOGUN　将軍」にも出演している。