【竜王戦】藤井聡太竜王が“完敗返し”で4連覇王手「予想していない形」から深い読みで華麗詰み
日刊スポーツ / 2024年11月28日 17時43分
藤井聡太竜王(名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖=22)が佐々木勇気八段(30)の挑戦を受ける、将棋の第37期竜王戦7番勝負第5局が27、28の両日、和歌山市「和歌山城ホール」で行われ、先手の藤井が佐々木を下し、シリーズ対戦成績を3勝2敗とし、竜王4連覇にあと1勝とした。初タイトル奪取を目指す佐々木はかど番に追い込まれた。第6局は12月11、12日に鹿児島県指宿市「指宿白水館」で行われる。
角道を止めて雁木(がんぎ)に構えた佐々木が、2日目の封じ手直後から攻め合いを挑んできた。終局後。藤井は「1日目は少し予想していない形で戦いが起こり、どう局面を判断するか難しいかなと思っていた」と振り返った。
2日目には馬を作った佐々木が激しく攻めてきた。「もう少し、積極的に指すべきだったかなと。実際に少し受けに回る展開になった」。相手が弾切れになったとから逆襲を始め、「最後は飛車はさばけたあたりから指しやすくなった」。終盤は深い読みで優勢を築き、相手玉を華麗な詰みに討ち取った。
第4局は完敗だった。終局時間午後3時45分は、藤井の7番勝負のタイトル戦では歴代2位の「最速敗戦」、2勝2敗のタイスコアに並ばれたのは2度目となった。
「2勝2敗で迎えた第5局ということで、緊張感もあったがしっかり集中して指すことができた」。勝った方がシリーズ制覇に「王手」をかける天王山の一局を快勝し、竜王4連覇に「王手」をかけた。
第5局まで終わり、すべて先手番が勝利している。過去、タイトル戦の7番勝負で3勝3敗になり、フルセットにもつれ込んだことはない。竜王4連覇には先手番ブレイクが必要となる。大一番を制し、第6局の指宿対局に向け「気を引き締めていきたい」と話した。【松浦隆司】
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