【流行語大賞】阿部サダヲ「自分たちで『ふてほど』言ったことない」も大賞選出に「光栄」

「2024ユーキャン新語・流行語大賞」表彰式　ドラマ「不適切にもほどあある！」の「ふてほど」で受賞しあいさつする阿部サダヲ（中央）（撮影・浅見桂子）

今年を代表する言葉を選ぶ「現代用語の基礎知識選　2024ユーキャン新語・流行語大賞」の表彰式が2日、都内で行われ、TBS系連続ドラマ「不適切にもほどがある！」の略語「ふてほど」が年間大賞に輝き、主演阿部サダヲ（54）らが出席した。

阿部は「ありがとうございます。テレビで見ているところに来られてうれしいです。光栄です。正直、自分たちで『ふてほど』と言ったことはないんですけど、ドラマ全体が評価されたと思っています。光栄です」と喜びを語った。

宮藤官九郎氏が脚本を手がけた同作は、86年から現代にタイムスリップした体育教師が、コンプライアンス社会で奮闘する姿を描いた。放送中から「ふてほど」「不適切にもほどがある」がトレンド入りし、昭和と令和のギャップを補正するテロップも話題になった。

阿部は「ドラマが始まる前の取材で、挑戦的な役でドラマをやりますねと言われた。そうなのかなと思っていたんですが、ふたを開けてみたら周りがおもしろいおもしろいって言ってくれた。ミュージカルシーンもいらないんじゃないかと言われましたが、期待されるようになった。今まで演じた中で一番、手応えがあった。役者さんも出たい、出たいと言ってくれました」と話した。

不適切なことを言ってしまった場合のいなし方を聞かれると、阿部は「歌って踊ったり、テロップ流すとか…」と、ドラマにちなんで笑わせた。

磯山晶プロデューサー、天宮沙恵子プロデューサー、演出の金子文紀氏も出席。

宮藤氏が手がけたドラマとしては、13年のNHK連続テレビ小説「あまちゃん」から「じぇじぇじぇ」が年間大賞に選ばれている。