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倉田真由美氏、韓国の非常戒厳令に「緊急事態条項ができたら日本も同じ」

日刊スポーツ / 2024年12月4日 16時18分

倉田真由美氏(2019年9月撮影)

漫画家の倉田真由美氏が4日、X(旧ツイッター)を更新。韓国で非常戒厳令が宣布・解除された騒動を受け、日本国憲法改正の1つの焦点である「緊急事態条項」の創設にあらためて反対した。

韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は3日夜、野党が国会の機能を麻痺させていると指摘した上で、「私は北朝鮮共産勢力の脅威から自由大韓民国を守護し、韓国国民の自由、幸福を略奪する、破廉恥な従北の反国家勢力を一挙に排除し、自由憲政秩序を守るため」として非常戒厳令を宣布。4日未明にかけ、国会には機関銃を装備した戒厳軍が派遣され、国会突入を拒む市民らに妨害するなどして一触触発の状態になった。韓国国内、海外メディアも大々的に報道するなど、大混乱の一夜となった。

倉田氏は、「韓国の戒厳令。権力者はこのように恣意的に『非常事態』を作り出せる」と言及し、「緊急事態条項ができたら日本も同じ。『決められたことに従いやすい国民』ということであれば、もっと悲惨な状況になるのも必至」と、緊急時に内閣の権限を強化して国民の人権を制約できる緊急事態条項が創設された場合に起こり得る事態を推測。「コロナで頻発された『非常事態宣言』『まん防』はまさに私たちの生活の自由を制限するものだったが、ただの『お願い』ベースにもかかわらずほとんどの国民が従った」と過去の出来事を例として示した。

その上で「あれが法的拘束力を持ったらどうなるか? そもそもあんなことをしたのが正しかったのかも検証しない国で、権力者にいつでも国民の自由を奪える力を持たせるなどあり得ない」と懸念。「24時間人でごった返す渋谷駅前のスクランブル交差点に、まったく人影がなくなった映像は忘れられない」と「緊急事態宣言」や「まん延防止等重点措置」などで外出や移動の自粛を求められていた当時を振り返り、「あれは『そんなこともあったね』と無感覚に言い合う類のものではない、心に刻むべき恐怖の風景だ」とした。

倉田氏は緊急事態条項の創設についてもかねて反対の立場を示しており、8月の投稿では「緊急事態条項など、今までもこれからも必要な日は来ない。平常時でも緊急時でも、自分の命と生活の選択権は自分が持つべき」とつづっていた。

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