紗倉まな最新小説「うつせみ」美容整形繰り返す79歳女性のモデルは… 前作は高齢男性の性
日刊スポーツ / 2024年12月5日 14時31分
セクシー女優紗倉まな(31)が5日、東京・文京区の講談社で、小説「うつせみ」刊行記念会見に出席した。
20年発売の前作「春、死なん」では高齢男性の性を描き、野間文芸新人賞候補にもなった。本作では美容整形を繰り返す79歳の祖母とグラビアアイドルの主人公を中心に、ゴールの見えない「美しさ」に翻弄(ほんろう)される女性たちを描いている。
「もともと、美醜にまつわる問題は書きたかったテーマ」とし、「以前書いたけど、うまくいかなくて寝かせてを繰り返して、ようやくできた」という。
作品に登場する整形を繰り返す祖母は、紗倉の祖母がモデルとし、「冒頭の話は実話なんです」と明かした。
「80歳を超えた祖母が2週間ほど行方不明になって、実は美容整形手術を受けていた」とし、「美醜のこだわりは卒業したと思っていたけど、そうではなかった。これは絶対書きたいと思った」。
紗倉自身は美容整形について「否定派ではない」と言う。
「もちろんさまざまなリスクはあるけど」とした上で、「なりたい自分にむけて顔を変えるのは、服を変えるのと同じようにカジュアルのなものに世間の意識が変わってきていると感じているので、なりたいものに近づく手段かと思っています」と話した。
前作で高齢男性の性、本作では高齢女性の美醜を描いた。「破天荒なじいちゃんばあちゃんを書きたいのと言われて、心の奥底にそういう思いがあったのかもしれない」と笑い、「これからも強靱(きょうじん)な高齢者を書いていきたい」と意気込んだ。
同作を「老若男女問わず広く読んで欲しい」とし、今後は「まだ想像もできていないけど、斬新だねというものをいつかかきたい」と目を輝かせた。
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