藤井聡太王座就位式 来期の王座戦開幕局はシンガポールで 昨年ベトナムの棋聖戦に次いで２度目

重さ7キロの王座賞トロフィーを手に持つ藤井聡太王座

将棋の第72期王座戦を制した藤井聡太王座（竜王・名人・王位・棋王・王将・棋聖＝22）の就位式が9日、都内のホテルで行われた。永瀬拓矢九段（32）との5番勝負は、前期と立場を入れ替えての防衛戦。見事3連勝して、初防衛を果たした。

式の冒頭、主催者から来年の5番勝負第1局をシンガポールで開催すると発表された。直近の将棋のタイトル戦海外対局は、昨年6月にベトナム・ダナンで棋聖戦第1局（藤井棋聖対佐々木大地七段）が開催されている。王座戦では、2002年の中国・上海以来、23年ぶりという。

このことにも触れた藤井は、「私自身も非常に楽しみにしています。海外の方にも、将棋の魅力をより身近に感じていただけたらと思います」と、早速、待ち遠しそうな口ぶりだった。