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【韓国】「与党代表を射殺」非常戒厳時の暗殺計画情報に有力証言か 米下院議員発言も注目度再燃

日刊スポーツ / 2024年12月16日 9時20分

韓国国旗(2018年2月撮影)

韓国で影響力のある言論人ランキングで常に2位以内に入る金於俊(キム・オジュン)氏が13日、韓国国会で開かれた科学技術情報放送通信委員会に出席し、非常戒厳時に自身が得た情報を公開した。

韓国各メディアが報道。その情報には「(非常戒厳時の計画として)与党の韓東勲(ハン・ドンフン)代表を逮捕して、移送途中に射殺する」との内容が入っていた。理由として同氏は「与党の代表を暗殺することで、北朝鮮の蛮行であることを主張しやすくなる」と話した。

情報公開後、韓国国内では「まさか大統領が与党の代表を射殺する?」「狂った大統領ならあり得る」など、証言内容の真偽が話題となっていた。

その後、金於俊氏の証言内容を後押しするかのような、別の発言があったことも明らかになった。訪韓中だった米国下院のブレッド・シャーマン議員が、12日に韓国公共放送MBCのインタビューで「北朝鮮の挑発がない時に、偽装作戦で起こる戦争で兵力が死ぬことを米国は望まない。米国は米国だけの情報収集能力がある。もし韓国軍隊が韓国内のある場所を攻撃して事件が発生したとしても、米国は北朝鮮の攻撃ではないことを知っていたのだろうし、これを公開しただろう」と話していた。

当時は、あまりにも唐突な話で注目されなかったが、金於俊氏の証言により、シャーマン議員の発言への注目度が再燃した。さらに国会で韓国特殊部隊幹部が「ソウル郊外に、特殊部隊のHID(戦争時に相手国要人の暗殺、拉致を主な目的とする部隊)部員が数人待機していた」との証言も出ており、金於俊氏の証言が信頼性を増す状況となっている。

金於俊氏は人気の配信情報番組「ニュース工場」のMCで、世論調査会社「花」の代表でもある。今回に非常戒厳発令時、同社の社屋に特殊部隊が派遣されていたことでも話題となった。

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