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【囲碁】向井千瑛六段が姉妹対決阻止!上野愛咲美女流立葵杯倒し上野梨紗女流棋聖への挑戦権獲得

日刊スポーツ / 2024年12月16日 20時10分

過去14戦全敗の上野愛咲美女流立葵杯に初めて勝って上野梨紗女流棋聖への挑戦権を獲得した向井千瑛六段(日本棋院提供)

上野梨紗女流棋聖(18)への挑戦権を争う、囲碁の第28期ドコモ杯女流棋聖戦挑戦者決定戦、上野愛咲美女流立葵杯(23)対向井千瑛六段(36)戦が16日、東京・市ケ谷「日本棋院東京本院」で打たれた。対局は299手までで向井が黒(先手)番5目半勝ち。過去14戦連敗だった相手に初めて勝ち、挑戦権を獲得した。向井の登場第11期以来、17期ぶり2回目となる。上野愛と上野梨との姉妹頂上対決はならなかった。

「ごめんなさい。姉妹対決を阻止してしまって」。向井が苦笑いした。昨年の会津中央病院杯・女流立葵杯挑決トーナメント準決勝でも仲邑菫女流棋聖を下している。年長者が勝負の世界の厳しさを教えた。中盤に主導権を奪うと、そこからはリードを広げて押し切った。

「いつかは勝てるだろうと思っていました。無意識に苦手意識があったのかもしれません」。対戦成績の分の悪さに、夫の杉本明八段(51)から「自分のマインドを変えて戦いなさい」と、アドバイスを受けた。盤の前では「怖がる心に勝つつもりで臨んでいました」と話した。

今期の本戦トーナメントではタイトル獲得通算27期と女流棋士トップも謝依旻七段、第一人者の藤沢里菜女流本因坊を撃破し、最後はその強烈パンチが「ハンマー」と称される上野愛を封じた。

向井には謝、上野愛にも引けを取らないほど囲碁界屈指のパンチ力を秘める。タイトルは13年の女流本因坊1期だけだが、女流本因坊戦には4期登場、女流名人戦は10年から3年連続挑戦者、16年扇興杯準優勝、今年の第11期会津中央病院杯・女流立葵杯の挑戦者でもある。

「せっかく挑戦権をいただけたのだから、盛り上げたいです」。3番勝負第1局は来年1月16日、神奈川県平塚市で開幕する。

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