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細田守監督、新作は言えないことだらけも「時空を超えた話。もう1人の相手は…」

日刊スポーツ / 2024年12月23日 17時32分

東宝2025年ラインナップ発表会で新作「果てしなきスカーレット」の製作を発表する細田守監督(撮影・村上幸将)

東宝は23日、都内のTOHOシネマズ日比谷でラインアップ発表会見を開き、細田守監督(57)の新作「果てしなきスカーレット」を25年冬に公開すると発表した。公開が先のため、詳細については伏せる中、同監督は「時空を超えた話ですので、もう1人の相手は誰か…この時代の人ではないということでしょうか?」と、この日、解禁したビジュアルに描かれた主人公スカーレット以外の登場人物について言及。時を超える能力を手にした女子高生の真琴を描いた「時をかける少女」のように、時空をまたにかけた作品になることを示唆した。

スタジオ地図の齋藤優一郎プロデューサー(48)からは、作品について「監督から世界的スケール、現代性を併せた企画が出てきた。見た時の第一印象は、世界的に反響が起きるのではないか? と」と説明があった。また細田監督からも、ビジュアルを公開する中で、描かれた主人公スカーレットがマントを身にまとい剣を携えていることを踏まえ「とある国の王女なんですけども、すごい厳しい世界を旅している」と説明があった。

質疑応答で、記者から「ビジュアルのスカーレットは、中世の人のようないでたちをしている。現代的な、という部分含め、もう少し分かりやすく、具体的に説明して欲しい」と質問が出た。細田監督は、自身の長編映画7作で、初の冬公開となることを踏まえ「夏公開だと、もっと言える。NGワードがある…ごめんなさい」と頭を下げた。その上で「それでも…ビジュアルから、今までにない。夏の日本が舞台じゃない日本人が主人公じゃなく、現代人でもないかもしれない」と口走った。

細田監督は、00年「デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!」、09年「サマーウォーズ」で、発展しつつあるインターネットやデジタル技術が人々の生き方をどう変えていくかを、時代を切り取って描いてきた。06年「時をかける少女」、12年「おおかみこどもの雨と雪」、15年「バケモノの子」そして「未来のミライ」と夏を舞台にした作品が多く、劇中には入道雲が印象的に登場してきた。そのことを踏まえ「さまざまな入道雲…今回はない中、満足いただけるような作品になるかと」と説明した。

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