【映画大賞】山田杏奈、初の助演女優賞「ゴールデンカムイ」と「正体」出演「この仕事は正解がない」
日刊スポーツ / 2024年12月27日 19時18分
<第37回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞(日刊スポーツ新聞社主催、石原音楽出版社協賛)>
山田杏奈(23)が初の助演女優賞を受賞した。27日に日刊スポーツ公式YouTubeチャンネルでプレミア配信された特別番組内で発表された。
人気漫画を実写化した「ゴールデンカムイ」(久保茂昭監督)では、原作でも人気のアイヌの少女アシリパを好演。「正体」(藤井道人監督)では、好意を寄せた職場の同僚が死刑判決を受けた逃亡犯だと知っても、無実を信じる女性を演じた。
▽山田杏奈の受賞コメント
このたびは、すてきな賞を本当にありがとうございます。映画「ゴールデンカムイ」と「正体」、2つの現場ともにスタッフ、キャスト一丸となっていいものを作ろうと取り組んでいた作品だったので、それがこういう形で評価いただき、すごくうれしいです。受賞させていただいたことで、みなさまに感謝の気持ちを伝えられるのかなと思うと、それもすごくうれしい気持ちでいっぱいです。
この仕事は正解がないところもあるので、いつも手探りであったり、周りの人の助けを得ながらやっている部分が多いですけど、賞をいただいたことである意味1つ、評価していただいたのかなと思います。これからの原動力になると思いますし、「すごくありがとうございます」という気持ちでいっぱいです。
これからも自分の芝居であったり、作品に真摯(しんし)に向き合って、これから何年も見ていただける映画作りに関わっていけるように、私自身も強く頑張っていこうと思います。今回は本当にありがとうございました。
◆山田杏奈(やまだ・あんな)2001年(平13)1月8日生まれ、埼玉県出身。11年「ちゃおガールオーディション」でグランプリを獲得し、芸能界入り。16年「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」で映画デビュー。19年「小さな恋のうた」でヨコハマ映画祭最優秀新人賞、23年「山女」でTAMA映画賞最優秀新進女優賞。特技は習字。159センチ、血液型A。
◆ゴールデンカムイ 北海道で砂金採りに明け暮れていた杉元佐一(山■(■は崎の大が立の下の横棒なし)賢人)は、アイヌ民族から強奪された金塊の存在を知る。そんな時、ヒグマの襲撃を受けた杉元をアイヌの少女アシリパ(山田)が救う。アシリパも父親の敵を討つため、杉元と金塊を追う。
◆正体 凶悪な殺人事件の容疑者として逮捕され、死刑判決を受けた鏑木(横浜流星)が脱走した。刑事・又貫(山田孝之)は鏑木が潜伏先で出会った舞(山田)らを取り調べるが、彼女らが語る鏑木は別人のようだった。顔や姿を変え、逃走を続ける真相を探る。
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