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泉房穂氏「財務省と検察の批判は、やめておいたほうがいい」と心配される“理由”

日刊スポーツ / 2024年12月26日 17時50分

泉房穂氏(2021年6月撮影)

衆院議員や明石市長を務めた弁護士の泉房穂氏が26日、X(旧ツイッター)を更新。財務省や検察を批判することで懸念される“報復”についてつづり、反響を呼んでいる。

泉氏はかねて財務省や同省官僚に対する歯に衣着せぬ発言をSNSでも繰り広げており、2月27日にはXで「財務省の官僚は、国民から選挙で選ばれたわけでもなく、たんにお勉強ができて、財務省に就職しただけのこと。周りの政治家たちを上手に使いこなすことには熱心でも、国民のことなど、そもそも眼中にはない。財務省に任せていれば大丈夫なんていうのは、残念ながら都市伝説に過ぎないということだ」とチクリ。10月21日には「財務省は、自分たちの手元の金を増やそうとして増税をする。厚労省は、財務省に負けじと、国民に負担を課して保険制度の拡充をはかり、保険料を上げていく。だから今も増税と保険の負担増が続いている。官僚が頑張れば頑張るほど、負担が増える構造となっているのだ・・・」と投稿したことでも話題となった。

今回、「紀州のドン・ファン」元妻裁判で検察が控訴した件について「検察は第一審の裁判員裁判の結果を覆せるだけの別の新たな証拠でも見つけたというのだろうか。それとも職業裁判官だったら、検察のメンツを立てて有罪にしてくれるとでも思っているのだろうか」と疑問を投げかけ、「私も弁護士として数多くの刑事弁護を担当してきた。犯人でないのに逮捕されたケースにも何件か関わった」とした上で、「思い込みによる捜査は、本当に怖い。検察という組織は、“真実”よりも“組織のメンツ”を重視する傾向がある」と指摘。さらに「検察は自らの裏金疑惑をもみ消すために、それを告発しようとした幹部職員を微罪で逮捕し、口封じをしたこともある。同じ年、検察は石井紘基さんの事件についても、真相を闇に葬り去った」と例を挙げ、「裁判所は共に検察の言いなりだった。検察や裁判所は、残念ながら“正義の味方”ではない」と私見を述べた。

こうした発信から、「『財務省と検察の批判は、やめておいたほうがいい』と心配されたりもする」という。その理由として「財務省批判をすると、税務署がきて、脱税をでっち上げられたりもするし、検察批判をすると、微罪で逮捕されたりもする。遠い昔の話でもなければ、他の国の話でもない。今の日本の国の話だ」と記し、「官僚の暴走って、ホントに怖い・・・」と危惧した。

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