【紅白リハ】THE ALFEEは最長ブランク41年ぶりに出場 「星空のディスタンス」を歌唱

記念撮影するTHE ALFEE。左から桜井賢、坂崎幸之助、高見沢俊彦（撮影・滝沢徹郎）

＜第75回NHK紅白歌合戦リハーサル＞◇28日◇NHKホール

歴代最長ブランクの41年ぶりに2度目の出場をする3人組バンド、THE ALFEEは「星空のディスタンス」を歌唱する。高見沢俊彦（70）は「41年、初出場も同然ですよね。古希になりましたけど、新鮮な若い気持ちで出たいと思います」と意気込んだ。

前回の83年（第34回）は「メリーアン」を歌った。当時を振り返り、桜井賢（69）は「41年前は下っ端だったもんね～」としみじみ。坂崎幸之助（70）は「昭和から平成超えて令和ですから。当時は楽屋も大部屋。個室はベテラン方で。誰が（個室に）入るかでもめてたけど…」と笑いを誘った。

パフォーマンスの見所にについて、高見沢は「LEDだね。星空のディスタンスのようなステージです」とアピール。「ちょっと驚くかなあ？　あまりにすごい感じでしたよ。楽しみにしておいてほしいですね」と期待感を高めた。

74年に「夏しぐれ」でデビューした同バンドは、83年に「メリーアン」が大ヒットし、同年の紅白に初出場。50周年イヤーの今年は、デビュー日に東京・有明アリーナでプレミアムライブを行うなど、精力的に活動していた。

結成時から3人の仲の良さは相変わらずだ。坂崎は高見沢を見つめ「70ですよ。世界中で見てこんな70歳いる？　髪形も地毛ですよ？　歯も全部自分の」と報道陣に語りかけた。続けて「僕（坂崎）と桜井も髪の毛は地毛。THE ALFEEは3人とも地毛です！　歯は人のだけど…」と話し、桜井は「人の歯なんてやだよ！　人工のですよ」と笑顔でツッコんだ。

今年の漢字を聞かれた高見沢は笑顔で「古希になりましたので“古”」と回答。坂崎も「ビンテージ」とうなずき、高見沢は「価値は上がりますから。まだまだ磨きをかけていきますよ！」と意気込んだ。

バンドは今年6月にTikTok公式アカウントを開設し、7月にはシングル「KO．　DA．　MA．／ロマンスが舞い降りて来た夜」をリリース。8月にはKアリーナ横浜でコンサートを開催し、2日間で約4万人を動員した。

デビュー日となる同25日には東京・有明アリーナでプレミアムライブを実施。12月には「冬の祭典」として23、24日に日本武道館公演を開催し、103回の同所公演数は歴代3位となった。