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【紅白リハ】石川さゆり「今歌わずしていつ歌う」被災地へ届け「能登半島」でつなぐ思い

日刊スポーツ / 2024年12月29日 15時30分

記念撮影に納まる石川さゆり(撮影・鈴木みどり)

<第75回NHK紅白歌合戦リハーサル>◇29日◇NHKホール

47回目の出場となる石川さゆり(66)は03年以来21年ぶりに「能登半島」を披露する。石川は77年、19歳の時に「能登半島」を発売して以来、地元との縁を深めてきた。

取材会では能登半島地震や豪雨で大きな被害を受けた被災地への思いを語った。

まず、紅白歌合戦について「『あけましておめでとうございます』で1年の活動が始まって、みんなで1年をあんなことこんなことを過ごして、その終点が紅白歌合戦。よく頑張りましたというご褒美でもある気がする。1年の締めくくりです」と意義を説明。その上で「今年は災害の多い年でもあった。皆さんの心に歌を、元気を届けられるように。来年こそ、大きな笑顔になるように歌いたい」と話した。

今年、「能登半島」を歌唱することには「今歌わずしていつ歌うんだ。能登の皆さんに元気になってほしい。そんな思いで歌いたい」と話した。

今年の出場者全員に輪島塗の漆器をプレゼントする予定だという。「輪島塗は何回でも使えるんです。リボーン。再生して輪島の皆さんの心が届けられるかな」。そして「自分ができることをみんなが少しずつできたらいいなって」。そして「一番、生活に密着した文化が私たちが歌っている歌。皆さんのお力になれることがあるのかなって思いながらやっています」。

29日付で石川県能登町の「復興応援特命大使」に就任したばかり。委嘱状を受け取った際には「日本中の皆さんに、自分にできることは何だろうと思ってもらい、心をつないでいくことができたらいい」と語った。

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