永瀬廉&高橋海人、あうんの呼吸で”3年目”「最初の方からバッチリ飛ばしていきます」/後編
日刊スポーツ / 2025年1月2日 12時0分
King&Prince高橋海人(25)と永瀬廉(25)の新春インタビュー後編です。新たな試みを続け「自信が確信に変わった」という2024年。現体制となって今年で3年目に入ります。手を取り合って歩む2人が、これまでの経験、歴史を振り返りながらこの先のビジョンを語りました。持ち味でもある和やかな、和気あいあいとした空気感あふれる2人の声をお届けします。(前後編の後編)【取材=望月千草、横山慧】
◇ ◇ ◇
-2人体制で初めてファンの方の前に立った一昨年のファンミーティングは、少し緊張もあったとか
高橋 めっちゃ緊張したね。
永瀬 ありましたね。シンプルに、2人になって初めてファンの人の前に出るステージだったから、僕らもどういう感じになるのか見えないことだらけだった。2人だけでバラエティーコーナーもあったり、歌って踊ったり、しゃべったり、全部初めてのこと。そういう意味では初めて歌番組に出た、みたいな。18年にデビューした時くらいの緊張感と同じような感覚ですね。再デビューみたいな。 高橋 本当にそんな気持ちだったよ。
-当時ステージ上からファンの方の顔を見た時に不安そうな色はありましたか
高橋 いやー、それが全然なくって。
永瀬 そうそうそう。
高橋 ファンのみんなは楽しむぞ! っていう気持ちが結構あって。それにすごく背中を押されたというか、ちゃんと付いて来てくれる人がいるっていうのはすごくうれしいなぁって。
永瀬 (緊張や不安は)僕らだけだったかもしれない、っていうぐらい。いつも通り楽しそうにしてた。 高橋 多分、いろいろ構えて覚悟して見てくれていたとは思います。普通に活動してても、あの経験って多分一生できないと思う。あの緊張感とか不思議な空気感というか、特別な機会だったんですよね。
永瀬 僕的にはライブツアーの前にできて良かったなって思います。
-今は不安は
永瀬 何にもないです。-この1、2年は事務所の先輩とコミュニケーションを取る機会は増えましたか 高橋 気にかけてくれる方がたくさんいて、先輩方とドームでライブ(WE ARE! Let■(■はアポストロフィー)s get the party STARTO!!)をやった時も、先輩方も、先輩方のファンの皆さんも、すごく温かくて。その時は(耳のけがで)廉がいなくて自分だけだったんですけど、すごくいい事務所だなって思いました。組織としての力みたいなものがあって、上下関係なく「みんなで支えるんだ」っていうパワーを感じて。良い経験ができて、これを「すごい良いことが起きたんだよ」って廉に伝えなきゃと思いました。先輩方もみんなも支えてくれていたんだなって気づきました。今はもう先輩たちも安心しきってるよね(笑い)「大丈夫だろう」みたいな。
永瀬 多分、みんなもう良い意味で慣れたというか。キンプリは2人、もうそういうもんだと思ってくれてる気がします。むしろ、「『なにもの』いいね」「『moooove!!』かっこいいね」とか言ってくれる声がうれしい。良い事務所ですね。
-あらためて自分たちが思う2人のカラー、良さは
永瀬 僕らは全然似てないです。反対でもないけど、考え方とか似てるとこがない。お互いの違う良さが出て、そこがまた僕ららしさ、King&Princeらしさというか。あと多分、基本的に僕らは緩い感じなんですよね。インスタライブとかやるんですけど、これでいいのかなと思っちゃうぐらい(笑い)
高橋 ははは(笑い)
永瀬 でも、その雰囲気が居心地いいというか。気負わず、自由に。多分、そういう部分が今のKing&Princeらしさで、大きく変わったところかなって思いますね。
-緩さの要因は高橋さん?
高橋 確かに緩さはありますね(笑い)
永瀬 思うんですよね。海人としゃべったり、動画とかを撮る時、こちらも引っ張られちゃう。普段は僕そんなことないんですよ。海人といるとそっちの部分が出てきちゃう(笑い)
-意見をまとめるのも大変では
永瀬 いやー、全然大変じゃないです。
高橋 不思議と意見は合うことが多い。もし違ったら、お互いがどっちかが納得いくまで説得するというか。熱量の強いほうが勝ち、みたいなところもあって。
永瀬 コミュニケーションが取りやすいから、全然意見が違ったとしても何の問題にもならないです。
高橋 ずっと廉がフラットでいてくれる。いつでも話し合える環境っていうのがあるから、そこはめっちゃ楽よね。
永瀬 あと、“らしさ”は曲調に出てる気がします。「WOW」であったり「なにもの」であったり。本当に俺ららしさって「なにもの」だと思うんですよ。 高橋 確かに。今まで“ラブ”な要素がすごく強くて、King&Princeといえばキラキラした王子様。そこに2人の雰囲気が相まって、遊ぶ時は遊んで…。今ある自分たちのやってるエンターテインメントが全部「キンプリ」だなって。“らしさ”はそういう感じですかね。
-25年は、それぞれ個人としてはどんな年にしたいですか
高橋 今、自分は「歌がうまくなりたい」「ダンスもっとうまくなりたい」「場を掌握できるようになりたい」とか、パフォーマンスの向上心が強くあって。お芝居も絵もそうなんですけど、去年は自分がやることに磨きをかける1年だったので、25年もレベルアップはサボらず熱心にやっていきたいです。自分のパフォーマンス力が上がればKing&Princeを支えることもできると思うし、良いことしかないのでとにかく鍛錬。鍛錬を楽しむ。成長することが楽しすぎて、休みの日でも練習を入れちゃうんです。
永瀬 去年が目まぐるしかったから、もうちょい余裕を持つ。プライベートでも仕事でもやりたいことが結構ありますね。25年はプライベートの時間ももっと大切にしようと思います。-グループとしては
高橋 まだ言えないですけど、ワクワクすることがたくさんあって。1つ1つ丁寧にやって、自分たちもティアラのみんなも幸せな年にできたらいいな。
永瀬 まだ言えなくて、すっげーもどかしいんですけど、言えたらすっげー楽なんですけど…(笑い)。最初のほうから飛ばしていきます。最初のほうから、バッチリ飛ばしていきます。
高橋 大事なことなので2回(笑い)。ははは(笑い)いやぁ、もう超楽しみです。
永瀬 春夏秋冬、四季1個ごとに大きいことを発表できたら、ぐらいの勢いというか。全部できるか分からないですけど、ビッグなこと、サプライズを用意できるぐらい頑張りたいです。
高橋 楽しみにしていてください!
-2人でドームに立つという目標も変わらない
永瀬 そこは、むしろ通過点ぐらいの勢いで頑張らないとなって思ってます。 高橋 ティアラのみんなとたくさんの景色を見たいですね! (おわり)
◆King&Prince 15年に「Mr.King vs Mr.Prince」として結成。その後、平野紫耀、永瀬廉、高橋海人の「Mr.KING」と岸優太、神宮寺勇太、岩橋玄樹の「Prince」としてそれぞれ活動し、18年5月23日に6人で「シンデレラガール」でCDデビュー。21年3月に岩橋、23年5月に平野、岸、神宮寺が脱退し、現在は2人組。
◆高橋海人(たかはし・かいと)1999年(平11)4月3日、神奈川県生まれ。13年7月入所。幼少期からダンスを始め、学生時代はs**t kingz(シットキングス)NOPPOのもとで学び、事務所内でも有数のパフォーマンス力を誇る。役者としては、ダブル主演作の日本テレビ系「だが、情熱はある」で第116回ザテレビジョンドラマアカデミー賞主演男優賞を受賞。血液型A。
◆永瀬廉(ながせ・れん)1999年(平11)1月23日、東京都生まれ。11年4月入所。関西ジュニアで活動を始め、15年から家族の転勤で移住した東京で活動。21年に主演映画「弱虫ペダル」で第44回日本アカデミー賞新人俳優賞受賞。ほか主な出演作にNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」など。7日開始のカンテレ・フジテレビ系「御曹司に恋はムズすぎる」で主演を務める。血液型O。
※高橋海人の高は正式には「はしごだか」
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