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中島哲也監督7年ぶり新作「時には懺悔を」で西島秀俊、満島ひかりと初タッグ

日刊スポーツ / 2025年1月1日 0時0分

(C)2025映画「時には懺悔を」製作委員会

中島哲也監督(65)が打海文三氏の小説を構想15年を経て実写化する映画「時には懺悔を」が6月に公開され、西島秀俊(53)が主演することが1日、発表された。西島と中島監督は初タッグとなる。

満島ひかり(39)も同じく中島組に初参加し、西島との初共演が実現。共演陣には、黒木華(34)宮藤官九郎(54)柴咲コウ(43)塚本晋也(64)片岡鶴太郎(70)佐藤二朗(55)役所広司(68)と、日本映画界の名優が名を連ねた。

「時には懺悔を」は、中島監督にとって18年「来る」以来、7年ぶりの監督作となる。重度の障がいを抱える子どもを通して描く、親子の絆の物語。およそ20年前にこの小説に出会った同監督は、脚本を書き始めた当初はなかなか賛同者を得られなかったことを踏まえ「原作小説を読んでから約20年。ずっと映画化を切望しましたが難しいと言われ続け、中止になってもおかしくない事態に何度もぶつかりながら、障がい児関連の人々など多くの人の協力と努力に支えられ、やっと完成しました」と経緯を語った。その上で「この20年間に世の中の価値観が少しずつ変わり、こういう映画が人々に受け入れられる土壌がようやく整ったことを強く実感しますし、うれしい限りです」と感慨を口にした。

西島は家族との不和を抱え、家族から目を背けながら生きる男・佐竹を演じた。満島は娘に捨てられた女・聡子、宮藤は子を生きる糧にした男・明野、黒木は産んだ子を愛せなかった女民恵、佐藤は他者に関心を持てなかった男・米本、柴咲は子に全てをささげ尽くした女由紀をそれぞれ演じた。ひとごととして目を背けることはできない、数々の事情を抱える人々の等身大のドラマで、俳優陣それぞれが脚本に強くひかれ、監督とともに作品の実現へと情熱を燃やした。

中島監督は「『この子は生まれてこないほうが幸せでした』。劇中のセリフですが、そう言われた子どもがそれでも生まれ、多くの人々の心を動かし、その人の人生に影響を与える。望まれなかった命が誕生し誰かの救いになって、この世界に生まれてきた価値があると証明する。そのことと正面から向き合った映画だと思います」と映画を評した。その上で「過剰に人を攻撃してしまったり、心に傷を負ったまま立ち上がれなかったり、あるいは自ら壁を作りその中に閉じこもっている…そんな欠点だらけの大人達が、重い障がいを持ち生まれてきた幼い命に出会い、どう変わっていくのか」と続けた。

そして「主人公である佐竹同様、極度のヘソ曲がりの私ですが、この映画にはかつてなく自分の気持ちが素直に出ている気がします。伝えようとしていることの大切さや重さを考えれば気取った演出などしている場合じゃなかった」と撮影を振り返った。「そこに監督としてのエゴを入れる余地は全くありませんでしたし、スタッフ、キャストを含め全員で作ったという実感を強く抱いています」と全員で作り上げた作品だと強調。

その上で「だからこそ、見てくれた人がこの映画をどう感じどう受け止めてくれるか、ものすごく楽しみです。どうかぜひ、劇場に足をお運び下さい」と呼びかけた。

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