ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーの離婚成立 申請から8年余り経て

ブラッド・ピット（2022年8月撮影）

米俳優ブラッド・ピット（61）と女優アンジェリーナ・ジョリー（49）が30日、離婚申請から8年余りを経て、ようやく離婚が成立したことが分かった。

米ピープル誌によると、2016年9月にジョリーが離婚を申請して以降、泥沼の離婚調停を行ってきたが、双方が調停で合意に至り、長年のバトルに終止符を打った。

ジョリーの弁護士は同誌に「8年以上前、アンジェリーナはピット氏との離婚を申請しました。彼女と子どもたちはピット氏と共有していたすべての財産を手放し、それ以来家族の平和と癒やしを見つけることに専念してきました。これは8年前に始まった長く続いているプロセスの一部にすぎません。率直に言って、彼女は疲れ果てていますが、この一部が終わったことに安堵（あんど）しています」と声明を発表した。一方でピットの代理人は、コメントを拒否したという。

2人は、映画「Mr.　＆Mrs.　スミス」（05年）で共演したことがきっかけに交際に発展し、3人の実子と3人の養子の合わせて6人の子どもの親となり、事実婚を経て14年に結婚。しかし、プライベートジェット機内で泥酔したピットがジョリーや子どもたちに暴力を振るったことが原因で「和解し難い不和」を理由に離婚を申請。ジョリーは6人の子どもたち全員の単独真剣を求めて争ってきた。6人のうち4人はすでに成人しており、養育権の対象となっているのは末っ子の双子のみとなっていた。一方、6人の子どもたち全員が、ピットと疎遠になっていることが伝えられている。（ロサンゼルス＝千歳香奈子通信員）