小沢一郎氏が指摘「自民党があめ玉くれたに過ぎない」手取り増やすには「税の全面改正しないと」
日刊スポーツ / 2025年1月1日 18時32分
立憲民主党の小沢一郎衆院議員(82)は1日、東京都内の私邸で開いた新年会であいさつし、「今の税制の議論を否定しているものではないが、本当に手取りを増やすということであれば、もっともっとやることがある」と、主張した。
国民民主党が「手取りを増やす」として、「年収103万円の壁」引き上げを求めて与党と交渉を続けていることを念頭に置いたとみられる。
小沢氏は、昨年の衆院選で与党が過半数割れとなりながら、政権交代が実現できなかったことに関して「非常に残念でならない」と振り返り「現状を変えることを嫌う日本人がここまで意を決して野党に投票してくれたのに、野党の政権をつくり得なかった責任は、非常に大きい」と、自省の念を口にした。
その上で「今の状況を見ますと、戦後長く続いた自社(55年)体制での野党の姿を思い出す」とした上で「自民党に何か、ちょっとした、と言うと失礼になるけれど、自分たちの要求をして、それが受け入れられたら『勝ち取った、勝ち取った』と言って、喜んでいる。自民党があめ玉をくれたに過ぎない」と、指摘した。「私は、今の税制の議論を否定しているものではありません」と断った上で「本当に手取りを増やすということなら、もっともっと、やることはある。税そのものであっても、税の全面的な改正をしないと、本当に手取りが増えるということにはならないということは、だんだんみなさんもお分かりになってきたと思う」とも口にした。
1月24日に召集予定の通常国会での論戦を念頭に「国民の生活が第一という政治を実現するにはどうしたらいいか。どういう政権の枠組みがいいのか」とした上で「その都度、1つ1つ、枝葉末節のおみやげをもらって喜んでいればそれでいいというのでは、到底、議会制民主主義の機能を果たしたとはいえない」と述べた。「野党の諸君はしっかり、自ら、国民にどういう使命を託されたのか責任を負ったのかを、自覚してほしいと思っております」と促した。
また、今年の干支(えと)が「乙巳(きのと・み)」であることに触れ「(乙巳は)60年に1回の、大変革の年だそうです。日本の国の中で3度、『革命』が起きたが、その第1が(645年の)乙巳に起きた大化の改新。そういう意味において(今年に)私は、まだ大いなる希望を持っている。我々に課せられた国民の期待する姿を実現するように、頑張りたい」とも訴えた。
この記事に関連するニュース
-
小沢氏、予算審議で野党結束促す 私邸新年会で「使命自覚を」
共同通信 / 2025年1月1日 20時6分
-
立憲・小沢氏 野党の結集訴える「国民が意を決したのに…」
日テレNEWS NNN / 2025年1月1日 16時53分
-
「売れない実力派地下アイドル」から1年半 国民民主・玉木氏が語る現在地と「178万円」の行方
J-CASTニュース / 2024年12月28日 12時0分
-
「手取りを増やすつもりはない」と言っているのと同じ…「103万円の壁」で国民民主がハマった自民・財務省の罠
プレジデントオンライン / 2024年12月24日 18時15分
-
【政界】SNSが不気味な影響力を持つ中 日本再生への覚悟が問われる第2次石破内閣
財界オンライン / 2024年12月18日 11時30分
ランキング
-
1「総理在職日数ベスト10」で振り返る"昭和100年" 3位は吉田茂、2位は佐藤栄作で…1位は?
東洋経済オンライン / 2025年1月4日 8時1分
-
2熊本市電の脱線事故 レールの「ひずみ」などが原因
KKT熊本県民テレビ / 2025年1月3日 18時43分
-
3【速報】道の駅・駐車場の車内から遺体…軽乗用車燃える 北海道三笠市
STVニュース北海道 / 2025年1月4日 7時48分
-
4闇バイトに週刊文春記者が潜入した!「死体運搬も」「500万の案件」取材班が目撃した衝撃の実態《勧誘DM&交渉記録を公開》
文春オンライン / 2025年1月3日 16時0分
-
5住宅の「耐震補強」阪神大震災も能登地震も生存に直結 対策遅れる地方、都市との格差拡大 備えあれ②耐震力
産経ニュース / 2025年1月3日 7時57分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください