【箱根駅伝】警視庁先導白バイに「『闇バイト』は犯罪！」のシール 生中継で注意喚起、話題に

優勝テープを切る青学大10区小河原（撮影・江口和貴）

1月2、3両日に行われた箱根駅伝で、東京都内を走るランナーを先導する警視庁の白バイの前面に「『闇バイト』は犯罪！」のシールが張られている様子が、日本テレビ系の生中継に再三、映し出された。神奈川県内でも、神奈川県警の先導する隊員の白バイに同様のシールが張られ、放送を通じて闇バイトへの警鐘を鳴らす対策が取られた。

都内をランナーが走る際の生中継では、警視庁の白バイ隊員の紹介が行われるたびに実況アナウンサーが「ここで、警視庁からのお願いです。闇バイトは犯罪です。けして応募しないでください。あなたと家族の安全を守るため勇気をもって引き返し警察に相談してください」と呼び掛け、警察相談ダイヤル「＃9110」についてもアナウンスされた。

「箱根駅伝」放送中に「闇バイト」への注意喚起が続く様子は、2日からSNSで話題になっていた。3日も「闇バイトは、犯罪の啓発　箱根駅伝の白バイで実施されていた」「駅伝で闇バイトの注意しているの草」「時々警察からの闇バイト啓発アナウンスが入るのがご時世」「箱根駅伝で『闇バイトは犯罪！』とちょいちょいアナウンスが入るが、闇バイトするような人は箱根駅伝など観てないと思う。以前は『特殊詐欺に気をつけて！』で、それならそのメッセージを届けたい層が観ていただろうけど」など、さまざまなコメントが寄せられた。

昨年も全国で凶悪な強盗事件が相次いだが、高額報酬と言われて強盗や詐欺などの実行役となる若者が急増。「闇バイト」に応募したケースが多いとされる。「闇バイト」は2023年の「ユーキャン新語・流行語大賞」でトップ10の1語に選ばれたが、昨年も全国で「闇バイト」によるものとみられる事件が、多発した。