鳩山由紀夫氏「さもしい判断」日鉄のUSスチール買収禁止命令出したバイデン米大統領を痛烈批判

鳩山由紀夫元首相（2021年撮影）

鳩山由紀夫元首相（77）は7日までに自身のX（旧ツイッター）を更新し、日本製鉄による米鉄鋼大手USスチールの買収をめぐり、日鉄側に買収禁止命令を出したバイデン米大統領の対応を厳しく批判した。

鳩山氏は5日の投稿で「日本製鐵によるUSスチールの買収計画にバイデン大統領が中止命令を出した。民間企業同士の、しかも元々はUSスチール側からの買収計画に米国の大統領が国家安全保障上の懸念として反対する。政治家の票欲しさのさもしい判断だ」と指摘。「日鐵が米政府を提訴すると言うが、政府は対米自立のチャンスと応援せよ」とも投稿し、日本政府に日鉄を支援するよう求めた。

日本製鉄は7日、禁止命令の無効を求めてバイデン氏らを相手取って提訴したことを、橋本英二会長が記者会見して発表した。