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伊藤あさひ、武藤潤とW主演ドラマ「ふったらどしゃぶり」は「自分史上、1番、苦しく難しい役」

日刊スポーツ / 2025年1月8日 19時59分

MBSドラマ「ふったらどしゃぶり」第1話先行試写会トークイベントに登壇した伊藤あさひ(撮影・村上幸将)

伊藤あさひ(24)が8日、都内で行われた主演のMBSドラマ「ふったらどしゃぶり」(9日スタート木曜深夜0時59分)第1話先行試写会トークイベントで「自分史上、1番、苦しかったんじゃないかと思えるくらい難しい役」と振り返った。

「ふったらどしゃぶり」は、ウェブ小説マガジン「fleur(フルール)」(KADOKAWA)の連載を経て13年に文庫化、18年に新書館ディアプラス文庫として新装版が発売された、一穂ミチ氏のBL小説「ふったらどしゃぶり When it rains, it pours」の実写ドラマ化作品。

伊藤は劇中で、家電メーカーの総務部で働く半井整を演じた。松本大輝(25)演じる、幼なじみの藤澤和章に恋をしており、成功したデザイナーの和章が住む、タワーマンションに同居している役どころだ。和章を求めても、拒まれるシーンが多く、1話から性的なシーンも演じる。撮影を振り返り「特に最初は、和章とのシーンが多い。本音を言っても、全部はねのけられるシーンがたくさんあって、その間は苦しかった。自分的には挑戦の多い作品だったと思います」と語った。一方で「過ごした時間が美しく現れているんじゃないかなと思います」と共演陣に感謝した。

伊藤とダブル主演の7人組ダンスボーカルユニット「原因は自分にある。」の武藤潤(23)は、伊藤演じる整と同期の営業部で働く萩原一顕を演じた。物語は、一顕が会社で同期会の幹事を任され、店の候補メールで自分宛に送ったはずが誤って送ってしまい、誰か分からない相手と連絡を取り合うようになるところから始まる。ドラマの主演は初めてで「ドラマにたくさん出るのは今回が初めて。設定が年齢が高くて社会人。大変な部分はたくさんあった。どう動くか、生きていくか模索しながら作る時間はすごく楽しかった」と笑顔で振り返った。

一顕は、秋田汐梨(21)演じる彼女のネイリスト水谷かおりと同居しているが、セックスレスであることに悩んでいる役どころだ。誤ってメールを送った先が整だと判明すると、整もセックスレスに悩んでおり、共通の悩みを抱える2人は、何かに導かれるかのように連絡を取り合う秘密の関係になる。武藤は「最初はメッチャ緊張していました。現場に向かう時、足が震えた時もあった。素敵な皆さんのおかげで楽しい時間になり、途中からはスキップして行った」と共演陣に感謝した。

秋田は「かおりは一顕のことが、人として彼氏としても大好きだけれど、求められても応じない繊細な状況は意識して演じた」と役どころを説明。「世の中にも、そういうカップルはたくさんいると思い、共感できる2人になればと思って演じた。(かおりは一顕を)傷つけたくないし、自分にいっぱい、いっぱいで強く言っちゃうところもあり、そこは難しかった」と撮影を振り返った。

松本は「初めての攻めた役柄。不安なところもあったけど、あさひ君との本読みで良い感じでできており、シーンなりせりふ合わせができた感じだった」と語った。

伊藤はトークの最後に「せつないし美しい…その分、皆さんに愛していただける作品になったと思う」と胸を張った。

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