トランプ氏「辞めるべきだ。彼の失態だ」ロス山火事めぐり民主党州知事の対応を一方的に批判

トランプ次期大統領（ロイター）

1月20日に正式に就任するトランプ次期米大統領は8日（日本時間9日）、自身のSNSを更新し、カリフォルニア州ロサンゼルス近郊で発生し、深刻な規模で延焼が続いている山火事をめぐり、ニューサム州知事の対応を、一方的に批判した。

「米国の素晴らしく、最も美しい景色の1つが燃え尽き、灰になってしまった」とした上で、「ギャビン・ニューサムは辞めるべきだ。これは彼の失態だ」と、投稿した。

CNNによると、トランプ氏は同日、報道陣にコメントした際にも「大変な悲劇が起きてしまったが、知事があまり仕事をしていなかったからだ」と指摘。「もちろん、我々はこれから協力しながら対応していくことになる」とした上で「今回の火災のようなことはこれまでになかった。保険会社も（支払いなどで）大きな問題を抱えることになるだろう」とも述べたという。ニューサム知事は、民主党に所属する政治家。

CNNによると、今回の山火事について地元の消防当局者は「史上最悪レベルの火事」と述べたといい、「避難命令が出た場合は、すぐに動くようにしてほしい」と視聴者に呼び掛け、「これから、回復に向けた長いプロセスになる」と、訴えたという。