升毅、故郷大阪での舞台あいさつで関西弁でボヤキ「でけへんっちゅーねん！」

主演映画「三晴に傘を」の舞台あいさつに登場した升毅（撮影・阪口孝志）

俳優升毅（69）が13日、大阪市のkino cinema心斎橋で主演映画「美晴に傘を」（24日公開、渋谷悠監督）の舞台あいさつ付き先行上映会に登壇した。

升演じる息子を亡くし、後悔の波に溺れる漁師・善次と夫を亡くした妻の透子、聴覚障害を抱えるその娘三晴の家族の再生の物語。

少年期、青年期を関西で過ごした升は、大阪での先行上映会に「めちゃうれしいですよ。私的には心の故郷。楽しみにしてました」と関西弁で応じた。

撮影は23年夏に北海道・余市町で行われた。1975年に俳優デビューし、芸歴50年の升だが、漁師役は2回目。「前回は網での漁だったんですが、今回は生身でウニ漁に出ました」

わずか数分のレクチャーを受け、すぐに海へ。「上手に撮って、編集していただいてるので、できてるふうになってるけど、全然できてない。船なんか操縦できるわけがない。どんどん潮に流されて、浅瀬でガリガリって」と大変な目に遭ったことを明かした。

そんな状況に、渋谷監督からは「そっちじゃない。戻って戻って」と“鬼オーダー”が飛んできたそうで、「でけへんっちゅーねん！」と関西弁でボヤいていた。