【囲碁】井山裕太王座が一力遼棋聖に先勝 棋聖戦挑戦手合７番勝負第１局

井山裕太王座（24年1月撮影）

一力遼棋聖（名人・天元・本因坊＝27）に井山裕太王座（碁聖・十段＝35）が挑戦する、囲碁の第49期棋聖戦挑戦手合7番勝負第1局が17日、東京都文京区「ホテル椿山荘東京」で打たれた。16日からの2日制で始まった対局は、17日午後7時1分、246手までで井山が白（後手）番中押し勝ち。囲碁界の7大タイトルを分け合う両雄の頂上対決に先勝した。

井山は2013年（平25）から21年まで棋聖戦9連覇。10連覇を目指した22年の第46期、一力に3勝4敗でタイトルを奪われた。以来、一力が3連覇中。両者は前期の7番勝負でも激突し、4勝3敗と最終局までもつれる熱戦の末、一力が勝っている。

井山が序盤で連勝するか、一力が追いつくか。第2局は25、26日に栃木県日光市「日光千姫物語」で打たれる。