平松愛理、5年ぶり開催「KOBE MEETING」に込めた思い「私は被災していないから…」
日刊スポーツ / 2025年1月17日 21時24分
シンガー・ソングライター平松愛理(60)が17日、神戸煉瓦(れんが)倉庫K-waveで復興支援ライブ「平松愛理プロデュース1.17KOBE MEETING~あれから30年~」を開催した。
95年から自分にできることを続け、97年からは「音楽を介してメッセージを発信できる場所を」との思いで同ライブを開催。収益金を寄付してきたが、20年にひと区切りをつけていた。
5年ぶりの開催には神戸の復興から、東北、能登半島への思いも重ねた。ファンからは「おかえり」の声が飛んだ。大ヒットソング「部屋とYシャツと私」や復興支援ソング「美し(うまし)都~~がんばろやWe Love KOBE~」など13曲を熱唱。黙とう時間も設けられ、失われた6434人の尊い命に追悼の祈りをささげた。収益金は子どもたちへの支援のため、神戸レインボーハウスを通じて寄付される。
神戸市出身の平松は震災で実家が全壊。友人や知人を数多く失ったが、自身は全国ツアーの合間に東京でインフルエンザでダウンしており、震災を体験することはなかった。
それだけに「私は被災していないから分からない。実際どんなだったのか、被災された方がどう感じて、考えて、どう行動されたのか。そして、こうやって立ち直ってこられたっていう話を、次世代や体験していない人に語っていただければ。今日はそれをお願いしたい。最大の備えになると思う。皆さんの人生の先のどこかの時間で私がお願いしたことを思い出していただけたらありがたい」
そう開催に込めた思いを明かし、「あの日失った尊いたくさんの命を無駄にしないためにも、残された大きな癒えない傷と私たちの命を握りしめながら生きていけたら」と語った。【阪口孝志】
この記事に関連するニュース
-
平松愛理が阪神淡路大震災の復興ライブを開催「あの日失った尊いたくさんの命を無駄にしないためにも…」
スポニチアネックス / 2025年1月17日 20時29分
-
平松愛理が5年ぶりに神戸でメモリアルライブ開催「被災体験を次の世代へ」
スポーツ報知 / 2025年1月17日 20時28分
-
神戸出身の平松愛理さん、復興支援の原点は医師の父 17日に支援ライブが5年ぶり復活「記憶語り継ぐきっかけに」
まいどなニュース / 2025年1月17日 6時30分
-
平松愛理「歴史の年表のただの1行にしないため」30年限界説超えて記憶歌い継ぐ/阪神淡路30年
日刊スポーツ / 2025年1月17日 0時0分
-
阪神大震災でがれきから医療器具拾い無料診察した父 ライブにかける平松愛理さんの思い
産経ニュース / 2025年1月15日 12時0分
ランキング
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください