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藤井聡太7冠、朝日杯で逆転8強入り 準々決勝は24年度最高勝率の「M-1棋士」と対戦

日刊スポーツ / 2025年1月19日 13時31分

第18回朝日杯将棋オープン戦本戦トーナメント1回戦、阿久津主税八段との対局に臨んだ藤井聡太7冠(右)(撮影・松浦隆司)

将棋の第18回朝日杯将棋オープン戦本戦トーナメント1回戦、藤井聡太7冠(竜王・名人・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖=22)対阿久津主税(ちから)八段(42)戦が19日、名古屋市「ポートメッセ名古屋」で行われ、藤井が阿久津を下し、ベスト8に進出した。25年初の地元での公開対局を制し、2年ぶり5回目の優勝へ好発進した。同日午後2時から準決勝進出を懸けて同所で服部慎一郎六段(25)と対戦する。

戦型は横歩取り。藤井対阿久津戦は2年前の朝日杯1回戦と同じ組み合わせとなった。戦型も2年前と同じ横歩取り。藤井は2年前と同じように中盤にリードを広げられた。

両者が1分将棋に突入すると、攻め合いで藤井は最善手を指し続け、鮮やかに逆転勝ちした。終局後、藤井は「序盤から想定していない形になり、苦戦のような展開だなと思っていた」と振り返った。

同じ時間に同所では丸山忠久九段(54)対服部の1回戦では服部が勝ち上がった。

服部は24年度、勝率8割8分6厘(31勝4敗)。将棋界で56年間も破られていない中原誠16世名人の年度勝率記録、8割5分5厘(1967年)を超える可能性もある。

昨年は冨田誠也五段と「もぐら兄弟」のコンビ名で漫才日本一を決める「M-1グランプリ」1回戦に初挑戦し、話題となった。

藤井は服部戦に「午後も対局ができることになったので、精いっぱいやりたい」と意気込んだ。服部は「公開対局は慣れてなかったので緊張した。2局目は気を引き締めていきたい」と気合を入れた。

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