「サンジャポ」中居正広問題30分超 太田光は女性へのフジ対応に私見「それじゃダメだった」
日刊スポーツ / 2025年1月19日 13時18分
TBS系「サンデージャポン」(日曜午前9時54分)は19日の生放送で、タレント中居正広(52)の女性トラブルを巡り、フジテレビ港浩一社長らが行った17日の記者会見について、序盤30分以上を使って取り上げた。
MCの爆笑問題・太田光は「後ろの富士山の赤富士だったのは、フジに赤信号がともった。そういう意味合いがあるのかと」と冗談ぽくツッコミながらも「臆測を呼ぶ部分においては、説明が足りないという部分、もちろんできないことがあるのと、過去の説明と矛盾しているから、余計その矛盾についての臆測が広がっちゃうという部分がある」と真剣な表情で語った。
港社長が2023年6月にトラブルを認識し、中居からも報告があったことも紹介されると、太田は「港さんが女性からの報告を聞いていた、と。そして中居からの報告も聞いていた。つまりそれは、仕事の延長線上でのトラブルではないということとは、ちょっと矛盾しますよね。中居と女性の両方から、港さんに報告すべき問題であったということは、やっぱり仕事の延長線上で起きたトラブルなんじゃないかと思ってしまう部分はありますよね」と指摘した。
また「港さんも立場的に苦しいだろうなと思うのは」と前置きし「女性が上層部に相談して、なおかつ自分の名前を公にしたくない、という条件があって、しかもこれを大ごとにしたくない。彼女自身は警察に訴えるのをあきらめた。それは、もしかしたら警察に行ったら、自分の名前が出てしまう可能性がある。その上で処理して欲しい、と」と対応時の状況を推察。「港さんが言っていたのは、誰かに分からないようにして、処理しなきゃいけない立場にいた、ということなんだろうと思う。それが、港社長以下の彼女の相談した直属の上司や、あるいはその上の上層部の人たちがそれをどうすれば良かったのか、というのは、かなり難しい問題だった、というのは俺は理解できる」とした。
太田は、その上で「結局、彼女を守るためには、警察に訴えるとなると彼女の名前がわかってしまう。それを避けるためには、穏便に済ます、ということに、結論としてなったんだろうと思うんだけど、俺はやっぱり、それじゃダメだったんじゃないか、という気がしているんですよね」と断言。「彼女が相談した時に、トラブルがあった直後で、彼女自身も混乱していて、どうすればいいか、というのを客観的に判断できない状況の中で相談を受けている。その上司は、人権意識が専門家じゃない人たちだったから、相談する先が、それを処理するには、あまりにも荷が重い人たちがそれを担当してしまった。でも本来だったら、彼女の匿名性は絶対に守るけれども、事の重大性に鑑みれば、これは警察なり司法なりに訴えなければいけないんだ、というのを、その時に彼女に説得するなり…もし名前がわかりそうになったら『フジテレビが彼女を全力で守るから』『あなたが加害者と言っている人へのクレームは、苦情は、絶対に我々は入れるし、その後、彼との仕事は断ち切る』というぐらいのことをしないと、彼女としては、後々、自分のことが落ち着いてきた時に『私は守ってもらえなかった』という気持ちになると思う」と語った。
太田は「それをするには、警察に言った時に名前が出ない、という保証が、(フジの)上層部の人たちが、その時に感じられたかどうか。つまり、苦情処理のメカニズムがフジテレビに、ちゃんと機能する形であったどうか、というと、それがなかったことが一番の問題」と指摘。「会社以外の国立の機関であるとか民間の機関とか。司法に対する障壁が高すぎるんだ、と。こういうケースが起きた時に、解決の道が、人権に対する本当に専門的な知識を持っている人が、日本の社会に少なすぎる」と結論づけた。
さらに同局の現役アナウンサーが中居との会食に同席させられたことがあると告白したことを報じた16日発売の週刊文春の内容についても触れ「確かに苦情処理メカニズムはフジテレビにあるはずなんだけど、そこを通さずに文春に行っている、ということは、今の状態でフジテレビのメカニズムを信用できないという状態が起きている。つまりそれが機能していないということだと思う」と付け加えると「人間の心って本当に壊れるから、壊れている彼女を守ろうという気持ちはあったと俺は理解するんだけど、その結論が、誰にも言わずに示談にしようというところに持って行っちゃったところが、今回の一番の問題点だと思う。フジテレビに限らず、この社会が抱えている大きな問題だと思うし、それをものすごいスピード感で意識を高めていかないといけない、という気がしている」と結論づけた。
この記事に関連するニュース
-
太田光「過去の説明と矛盾している」 「中居正広」騒動のフジテレビ会見に疑問を呈す…「サンジャポ」
スポーツ報知 / 2025年1月19日 12時38分
-
太田光 フジ社内で苦情処理メカニズム「機能してない」一番の問題点は…人権軽視にも警鐘
スポニチアネックス / 2025年1月19日 12時19分
-
フジ、1年半公表せず…中居正広の騒動発生直後の23年6月初旬に把握も 港社長「極めて秘匿性の高い事案と判断」
スポーツ報知 / 2025年1月18日 5時10分
-
フジ「イット」港浩一社長の会見内容を宮司愛海アナが読み上げ詳報
日刊スポーツ / 2025年1月17日 17時16分
-
中居正広9000万円女性トラブル“上納疑惑”否定できず…視聴者を置き去りにするフジテレビの大罪
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月14日 11時3分
ランキング
-
1NHK大河『べらぼう』ナレーション役の超人気女優が「適任すぎる」ワケ。過去の大河との“違い”にもニヤリ
女子SPA! / 2025年1月19日 8時46分
-
2「脱げる?」に「いいですよ」と即答 “死体役”ばかりの時期を経て「愛人キャラ」でブレイクした橋本マナミ(40)の妖艶すぎる人生
文春オンライン / 2025年1月19日 7時0分
-
3「私はヘタとはゴルフしません」…周防郁雄氏の引退報道で“芸能界のドン”からのキツいひと言を思い出した(元木昌彦/「週刊現代」「フライデー」元編集長)
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月19日 9時26分
-
4木村拓哉「グランメゾン・パリ」ついにトップ奪取 中居正広"裏の顔"が暴かれるたびに好感度上昇
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月19日 9時26分
-
5吉沢亮のアサヒビールだけじゃない!業界別CM「絶対NG」のタレントたち…ケンカ、運転事故、不倫はご法度
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月19日 9時26分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください