藤井聡太7冠「げたを預けたような打ち方」最高勝率男・服部慎一郎六段に完敗 朝日杯ベスト8敗退
日刊スポーツ / 2025年1月19日 17時35分
将棋の第18回朝日杯オープン戦の本戦トーナメント(T)準々決勝、藤井聡太7冠(竜王・名人・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖=22)対服部慎一郎六段(25)戦が19日、名古屋市「ポートメッセ名古屋」で行われ、服部が藤井を下し、初のベスト4に進出した。藤井が同棋戦でベスト8で姿を消すのは2度目となった。
終局後、藤井は「序盤はこちらが少し認識不足で固まってしまった。全体として厳しい展開だった。途中はバランスを取れれば戦いが続きそうかなと思っていたが、最後、崩れてしまったところは残念だった」と振り返った。
戦型は矢倉。形勢が激しく揺れ動く大熱戦。両者とも持ち時間の40分を使い切って1分将棋となり、超ハイレベルな攻防戦となった。藤井は持ち時間40分を使い切り、56手目の考慮中に1分将棋へ入った。
長考の局面について「いい打ち方がまったく見えなかった。げたを預けたような打ち方でした」と悔しがった。
対局前まで服部は、本年度の対戦成績は32勝4敗、勝率は8割8分9厘。中原誠16世名人(77=引退)が67年度に記録した47勝8敗、8割5分4厘の年度最高勝率の大記録の更新を58年ぶりも視野に入る。
公式戦初対局となった服部の印象に「勢いよく攻め込まれて、そのまま押し切られてしまった。服部六段の実力を感じた」と話した。
朝日杯は持ち時間各40分の早指し戦。棋士と女流棋士、アマチュアが参加し、1次予選、2次予選、本戦とすべてトーナメントで優勝を争う。持ち時間を使い切ると1手1分未満の早指し戦となる。本戦を戦うのはシード8人を加えた16人。優勝賞金750万円。
現在、永瀬拓矢九段の挑戦を受ける、第73期ALSOK杯王将戦7番勝負を戦っている。第1局を勝利した。王将戦第2局は25日から京都・伏見稲荷大社で始まる。
この記事に関連するニュース
-
服部慎一郎六段「自分でも驚いている」藤井聡太7冠から大金星 勝率驚異の8割9分2厘
日刊スポーツ / 2025年1月19日 19時32分
-
藤井聡太七冠が朝日杯将棋オープン戦で“2回戦敗退” 現在2024年度勝率1位の服部慎一郎六段の作戦が功を奏す
東海テレビ / 2025年1月19日 18時28分
-
藤井聡太7冠「M-1棋士」に黒星「認識不足で固まってしまった」朝日杯ベスト8で敗退
日刊スポーツ / 2025年1月19日 16時24分
-
藤井聡太7冠vs服部慎一郎六段 朝日杯ベスト4進出かけ対局始まる
日刊スポーツ / 2025年1月19日 14時52分
-
藤井聡太7冠、25年地元での初の公開対局開始 朝日杯最多5回目の優勝へ阿久津八段戦
日刊スポーツ / 2025年1月19日 10時48分
ランキング
-
1桜島で爆発的噴火 噴煙2000m 鹿児島【20日午前9時までの降灰予報】
MBC南日本放送 / 2025年1月19日 16時3分
-
2石破総理が万博会場を視察「チケット売れ行きは心配していない」「あらゆる万博が最初はあまり伸びず、そこから右肩上がり」
MBSニュース / 2025年1月19日 18時10分
-
3愛知、千葉で鳥インフル=計7農場、144万羽処分へ
時事通信 / 2025年1月19日 18時5分
-
4八天堂が「くりーむパン」を看板商品に選んだワケ。“倒産危機”から“売上10倍”までの道のり
日刊SPA! / 2025年1月19日 8時52分
-
5インバウンドの影で増加する来日外国人犯罪 年間5千人超摘発、検察当局も陣容強化へ
産経ニュース / 2025年1月19日 11時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください