フジ「めざましテレビ」に「AC」19本登場、大手企業のCM差し止めドミノ止まらず

フジテレビ本社（2016年3月撮影）

フジテレビ系朝の情報場組「めざましテレビ」（月～金曜午前5時25分）が20日、放送された。CM編成に大きな変化があった。

この日の放送内（関東地区）でACジャパン（以下、AC）のCMが19本登場した。CM編成の変化は、17日に開催した港浩一社長らが出席した会見の翌日からあった。「めざましどようび」（土曜午前6時）では約2時間半の番組内で12本流れた。

ACのCMは枠に空きが出た場合や地震など有事の際、企業がCMを自粛した場合などに使用され、無料で提供される。

フジテレビへのCM出稿をめぐっては第一生命保険や日本生命保険、トヨタ自動車、NTT東日本、明治安田生命、アフラックなどが差し止めを明らかにしている。

フジテレビは17日、昨年12月に中居の女性トラブルが報じられて以降、初めて会見を行った。港社長が冒頭で「多大なご心配、ご迷惑をおかけし、説明ができていなかったことをおわびします」と謝罪し、これまでの経緯などについて説明。外部の弁護士を中心とした調査委員会を立ち上げて、社員の関与の有無などを検証する方針を示した。一方で、具体的対応などに関する質問には調査を理由に、回答を控える場面が目立った。