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モーリー・ロバートソン氏、フジテレビ問題「おそらくNYTやBBCも報道に乗り出すでしょう」

日刊スポーツ / 2025年1月21日 17時15分

モーリー・ロバートソン氏(2014年3月撮影)

国際ジャーナリストのモーリー・ロバートソン氏(62)が21日、自身のX(旧ツイッター)を更新。タレント中居正広(52)の女性トラブルや、テレビ業界における諸問題に言及した。

モーリー氏はかつて、フジテレビ系で放送された情報番組「ユアタイム~あなたの時間~」の番組スタート前に経歴詐称問題で降板した「ショーンK」ことショーン・マクアードル川上氏に代わってキャスターに起用された経緯がある。しかし、その後、ショーンK氏をめぐる問題の真相に切り込んだ記事を「週刊文春」で公開したことで「フジテレビの制作側とは緊張状態になり、番組終了までなかなか解きほぐれませんでした。また業界内からも『ショーンさんをいじる表現はどうなのか。やりすぎだろう。そっちこそ完全に身ぎれいなのか』という反発の声も直接届きました」と振り返った。

しかしモーリー氏は同記事について「主題にしていることは『経歴の真偽が怪しい国際人のスーパータレントという存在を必要としてきたテレビ業界、およびそれによって満たされる視聴者層』という構造です」と説明。その上で、自身の記事に対するテレビ局側の反応については「当時、テレビ業界はまだまだ堅牢な利権の岩盤でした。スポンサーの支持も揺るぎなく、持ちつ持たれつ。つまり内部から問題が指摘されてもスポンサーと政治の後ろ盾があり、逆に企業も政治もテレビの宣伝力に依存している限り、自浄の必要はなかった」と分析した。

ただ、その後は国際化が進み、日本国内では追及されずに事実上黙認されていた問題が海外メディアに報じられることによって一気に広がるケースが繰り返されている。「現在の問題はブルムバーグがマーケット視点で報じていますが、おそらくNYTやBBCも報道に乗り出すでしょう(今の今はトランプ祭りで手がいっぱいだけど)」と、中居の女性トラブルに社員が関与したと一部で報じられたフジテレビの問題についても同様の図式になると推測し、「いみじくも堀潤さんが呼びかけたように、今はフジテレビ社員の皆さまが勇気を持って声を上げるタイミングだと思います。視聴者も少なからずその声を応援してくれるでしょう。テレビ業界そのものの変革が今必要とされているのです」と、元NHKアナウンサーのジャーナリスト堀潤(47)の発言に同意して呼びかけた。

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