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大多亮社長とは…フジ全盛期の象徴「トレンディードラマ」「東京ラブストーリー」6月関西テレビに

日刊スポーツ / 2025年1月22日 20時36分

険しい表情の関西テレビ大多亮代表取締役社長(撮影・阪口孝志)

関西テレビ(カンテレ)の大多亮(とおる)社長(66)が22日、大阪市内の同局で新年社長会見を開催し、タレント中居正広(52)の女性トラブルを巡り、一部週刊誌に報告が上がっていたと名指しされていることについて言及した。

大多氏はトラブルについて「私は把握しておりました」と一部週刊誌の通りと認めた。時期の説明は難しいとしながら「この事案が起きてから程なくして、私の耳に報告が上がっております」などと明かした。

大多氏は81年にフジテレビに入社。プロデューサーとして同局系ドラマ「東京ラブストーリー」「101回目のプロポーズ」など大ヒットドラマを多く手がけたことで知られる。12年に常務取締役に就任し、22年の役員人事で専務取締役に昇格。編成担当役員となっており、中居のトラブルが起きた23年6月は同職にあった。昨年6月から系列局である関西テレビの社長に就任している。

最初の配属先は報道のカメラマン。ちょうどカメラの性能が向上する時期に、ホテルニュージャパン火災や日航機の羽田沖逆噴射事故などを最前線で取材。警視庁担当記者も務めた。

その後、広報部で「欽ちゃんのドンとやってみよう!」「いただきます」などを担当した後、ドラマの現場に異動。88年には、ドラマ「君の瞳をタイホする!」の副プロデューサーに29歳で抜てきされた。そこから90年代にかけ、都会的な恋愛を描いた「トレンディードラマ」ブームの担い手となり「抱きしめたい!」「101回目のプロポーズ」「東京ラブストーリー」「愛という名のもとに」と、手がけたドラマはいずれも大ヒット。81年に誕生した「楽しくなければテレビじゃない」というキャッチフレーズを体現するように、年間視聴率3冠(ゴールデン、プライム、全日を)となった同局の屋台骨を支えた。

1958年(昭33)11月3日、東京都生まれ。早大教育学部卒。

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