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木村拓哉19年ぶり山田洋次監督作品出演「もう1度、参加させて頂くのに何の迷いもなかった」

日刊スポーツ / 2025年1月24日 5時30分

松竹創業130周年記念イベントに登場し笑顔を見せる、左から倍賞千恵子、山田洋次監督、木村拓哉(撮影・野上伸悟)

木村拓哉(52)が、山田洋次監督(93)の新作映画「TOKYOタクシー」に出演することが23日、都内で開催された松竹創業130周年記念ラインナップ発表会で発表された。

倍賞千恵子(83)演じる高齢者から、施設に送り届ける途中で寄り道を依頼される個人タクシーの運転手を演じる。撮影は2月から4月にかけて東京近郊で行われ、11月21日に公開する。

06年の主演映画「武士の一分」以来19年ぶりの山田組への参加となる。木村は「逆に、そんなに時間がたっているんだと自分でも驚く部分がある。もう1度、参加させていただくのに何の迷いも全くなかった」と率直な思いを語った。

山田監督から「娘が1人、恋女房がいて小さな家で日常を大事にしながら生きる」と役どころの説明があり「人に見せない素顔を盗み取るように描きたい」とコンセプトも提案された。木村は「年末年始の番組で、一般の方とお話しする自分を見てくださったらしく『ああいう木村君が良い』と言われた」と明かした。

タクシーの運転手役は「経験したことがない」という。「外に出た時、休憩中のタクシードライバーの皆さんに意識がいくようになった」と、自然と役作りに入っていると明かした。

倍賞とは、スタジオジブリの04年「ハウルの動く城」以来21年ぶりの共演で実写は初めてで「年を重ねたけれど、こんなにすてき」と褒められた。井村は「男はつらいよ」など60年にわたり山田組常連の倍賞を「長く咲き続けるお花」と評し「今回、どうやって咲き続けてくださるか拝見させていただく」と期待した。【村上幸将】

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