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【王将戦】藤井聡太王将が43手目を封じる 迫力の長考合戦 京都“お稲荷さん決戦“1日目終了

日刊スポーツ / 2025年1月25日 19時43分

封じ手の封筒を立会人の久保利明九段(左)に手渡す藤井聡太王将(日本将棋連盟提供)

藤井聡太王将(竜王、名人、王位、王座、棋王、棋聖=22)に永瀬拓矢九段(32)が挑戦する将棋の第74期王将戦7番勝負第2局が25日、京都市「伏見稲荷大社」で始まり、午後6時27分、先手の藤井が43手目を封じて1日目を終えた。

シリーズ対戦成績は藤井の1勝0敗。藤井は4連覇と、谷川浩司17世名人と並ぶ歴代5位のタイトル通算27期をかけた戦いになる。永瀬は王将初奪取を目指す。

後手の永瀬が横歩取りの戦型に誘導。横歩取りの別名は「空中戦」。午前中、藤井が長考を重ねると、午後は一転、藤井が乱戦に持ち込む作戦に永瀬が42手目、自己最長記録となる2時間32分の大長考に沈んだ。午後6時、立会人の久保九段が「封じ手の時刻になりました」と告げたが、藤井は前傾姿勢を崩さない。応手の43手目を考え続けた。午後6時27分、「封じます」と宣言した。水面下で激しい読み合いが続く、迫力のある長考合戦。形勢はやや藤井が優位との見方もある。対局は持ち時間は各8時間の2日制。2日目は26日午前9時に再開する。【松浦隆司】

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