映画「サイボーグ一心太助」主演の小松準弥「東日本大震災で街がなくなった。後悔したくない」
日刊スポーツ / 2025年1月28日 5時0分
俳優小松準弥(31)が、公開中の愛知県幸田町町村合併70周年記念映画「サイボーグ一心太助」に主演している。小説、戯曲、講談でおなじみの江戸の魚売り、一心太助が現代によみがえり、サイボーグの「ワンハート」になってAIで世の支配をたくらむ悪と対決する。“バカ映画の巨匠”河崎実監督(66)が、太助の後ろ盾の徳川三代将軍・家光の“天下のご意見番”大久保彦左衛門の地元でメガホンを取る。「あらよ」「おととい来やがれ」と、粋でいなせな太助を演じる小松に聞いてみた。【小谷野俊哉】
◇ ◇ ◇
宮城県石巻市出身。2013年(平25)、大学2年の時に「FINEBOYS」専属モデルオーディションでグランプリ。
「松坂桃李さんが好きで、経歴を調べたらFINEBOYSのオーディションからだったんで、芸能界に入るために自分も受けてみようと。グランプリを取って、地元の大学に通いながらモデルの仕事を始めました。高校2年の時に東日本大震災があって、街がなくなっちゃったりとか、いつ何が起こるか分からないっていうのを、身をもって感じました。だから人生について考えた時に、後悔したくないって、後悔しない生き方というか、結局は後悔するとは思うんですけどね。ずっと芸能界に憧れていたので」
子供の頃は「仮面ライダー」になりたかった。
「初代の藤岡弘、さんがやっていた『仮面ライダー』に憧れました。リアルタイムじゃないけど、レンタルビデオ屋さんで借りて見ていました。ちっちゃい頃は、ただ、ただかっこいいと。変身が好きだったので、本当に大好きでした。『仮面ライダーリバイス』(21~22年)に出演にして、仮面ライダーデモンズに変身する門田ヒロミ役を演じることができました。俳優を志望したのも、小さい頃の仮面ライダーになりたいっていう思いからです」
2014年(平26)に舞台「ロミオとジュリエット」で俳優デビュー。演出は16年に80歳で亡くなった蜷川幸雄氏だった。
「すごかった! 厳しい印象を始まる前に持っていたんですけど、普段は全然優しいおじいちゃんでした。ところが稽古になると違いました。僕はアンサンブル(役名がなく、1人で何役もこなす)で出させていただいたんですけど、セリフをいただけたんです。そのセリフがド頭のシーンだったんですけど、僕が稲川さんの演出通りにできなくて。たった一言、二言なんですけど、『違う、もう1回』『違う、もう1回』っていうのが、1時間以上続きました。菅田将暉さんが主演だったんですけど、共演の皆さんが待ってる中で申し訳なかったです。なんでできないんだっていう思いの“千本ノック”でした。大変さはあったんですけど、そこで最初に鍛えてもらえたっていうのうあ、やっぱりありがたかったですね」
19年年(令元)に「A Way of Life/Toxic」でCDデビュー。
「音楽は全くやってなかったんですけど、僕の『デルフィニア戦記~動乱の序章~』を見たヤマハミュージックさんからお話をいただきました。僕の役はすごくクールで無口な暗殺鬼だったんですけど。歌ってもないし、そこまでしゃべりもしない役だったんですけど。カラオケとかは好きだったんですけど、歌に対して自信はなかったので、ちょっと怖さはありました。ただ、表現というくくりでは、芝居をすることも、歌うことも変わらない。表現力を鍛えるという意味でやってみました。形が違うだけで、表現することは好きなんだなって感じることができましたね。ミュージカルとかやらせてもらえることになったので、それが役に立っています」
らやってみたこと。
31歳。役者として実の入ってくる年齢になった。
「今は時代劇をやってみたいなという思いがあります。小学2年生から高校卒業まで。剣道をやっていて3段。殺陣とかもできるのでそれをいかしたいですね。あと、FINEBOYSの先輩の松坂桃李さんと芝居をやってみたいですね。モデル時代は一緒になったことがあるけど、お芝居をやらせていただくということはなかったので。やっぱり最初に芸能界に入ったきっかけが松坂さん、今度は共演の夢をかなえたいですね」
(終わり)
◆小松準弥(こまつ・じゅんや)1993年(平5)12月23日、宮城県石巻市生まれ。13年に「FINE BOYS専属モデルオーディション」でグランプリ。14年に舞台「ロミオとジュリエット」で俳優デビュー。19年(令元)、CD「A Way of Life/Toxic」で歌手デビュー。21~22年、テレビ朝日系「仮面ライダーリバイス」で仮面ライダーデモンズに変身する門田ヒロミ役。183センチ。血液型A。
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