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フジ2度目会見4つのポイント「失敗だった」前回から10日、経営陣どこまで踏み込み発言できるか

日刊スポーツ / 2025年1月27日 5時0分

フジテレビ(25年1月)

フジテレビが27日、都内の同局で中居正広氏の女性トラブルに社員が関与したなどと報じられた件について、2度目の会見を行う。

今回は港浩一社長をはじめ、前回不在だった嘉納修治会長、遠藤龍之介副会長、フジ・メディア・ホールディングス金光修社長も出席予定。動画撮影禁止や取材媒体の制限、歯切れの悪い答弁などで世間の反感やスポンサー離れも招いた前回からわずか10日。会見前には臨時取締役会も予定されており、首脳陣が何を語るのか注目が集まる。

「失敗だったと思っている」。港社長は23日の社員説明会で前回会見をそう振り返った。約100分間の答弁ではプライバシー保護や調査前などを理由に「回答を控える」という趣旨の発言を約50回口にし、十分な説明を行ったとは言い難い内容に。その後、番組提供社や出稿クライアントが続々と降板、CM差し止めなどの対応をとり、局存続の危機もささやかれる状況となった。

会見のポイントとなるのは主に4点。(1)トラブルへの社員の関与の真偽(2)事案把握時の対応者やその妥当性(3)女性社員にタレントを「接待」させていたとの報道の真偽(4)スポンサー対応。今回はオープン形式でテレビ中継のほか、週刊誌やネットメディア、フリーの記者からの質問も可能で、前回と違った角度の質問が飛ぶ可能性もある。当初予定を変更して日弁連ガイドラインに沿った第三者委員会設置を発表したが、今回も本格調査前である状況は変わっていない。港社長ら経営陣がどこまで踏み込んだ発言ができるのかも大きなカギとなりそうだ。

ある若手社員は説明会を終え「いくら質問されても『一生懸命努力する』などばかりで具体的な対応策が出てこなかった」と不安を募らせていた。経営陣の進退を問う声もある。失敗の許されない会見で、フジテレビの未来までもが問われている。

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