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フジテレビ新社長にフジHD清水賢治専務取締役「ドラゴンボール」などフジアニメ史支える

日刊スポーツ / 2025年1月27日 16時10分

記者会見に出席するフジテレビ清水賢治新社長(撮影・江口和貴)

フジテレビの臨時取締役会が27日に行われ、港浩一社長(72)の辞任が決定した。後任として、フジ・メディア・ホールディングスの清水賢治専務取締役(64)の新社長就任が発表された。

清水氏は、午後4時から開始された会見に出席。「明日付で社長に就任いたします」とあいさつした。女性トラブルを認めて23日に芸能界から引退した中居正広氏(52)に関する一連の問題を巡り、社員の関与が報じられた件を踏まえ「女性への配慮が欠けたこと、深くおわび申し上げます」と謝罪した。その上で「視聴者、広告主、広告会社、系列局、グループ会社の皆さまの信用を失墜し、信頼を失うことの深刻さを改めて突きつけられている」と続けた。

そして「全ての人が幸せを追求する、最も基本的な権利を侵害してはいけない。再発防止を徹底する」と強調。「皆さんに喜ばれるコンテンツを届けたおいという仲間がおっぱいいる.信頼回復なくして、フジテレビの未来はない」と断じた。

清水氏は、1983年(昭58)3月に慶大学卒業後、同年4月にフジテレビに入社。「Dr.スランプ アラレちゃん」「ドラゴンボール」「ちびまる子ちゃん」など人気アニメを多数、プロデュース。フジテレビアニメ史の根幹を支え、日本のアニメ界をけん引した存在として知られる。「世にも奇妙な物語」など、ドラマもヒットに導いた。

12年6月にフジテレビジョン総合メディア開発メディア推進局長、13年6月に同社総合開発局長、14年6月に同社執行役員総合開発局長を歴任。17年7月にフジテレビ執行役員執行役員常務経営企画局長、19年6月に取締役、21年6月に常務取締役、22年6月から現職に就いている。

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