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日枝久氏とは?フジサンケイグループ最高権力者、ライブドア事件など乗り切り権力確固たるものに

日刊スポーツ / 2025年1月28日 5時0分

日枝久氏(2023年撮影)

フジテレビがついにメスを入れた。中居正広氏(52)の女性トラブルに同局社員が関与していたとする一連の報道に揺れる中、27日に取締役会を開催し、港浩一社長(72)と嘉納修治会長(74)の退任を発表した。

“やり直し”で2度目の会見を行い、一連の問題について再度説明。テレビカメラ約30台、400人以上の報道陣が大挙する中、被害女性や視聴者、スポンサーなど全面に謝罪した。新社長には今日28日付でフジ・メディア・ホールディングス専務取締役の清水賢治氏(64)が就任する。

   ◇   ◇   ◇

フジテレビ及びフジサンケイグループの最高権力者である、日枝久取締役(87)は会見に出席せず、進退を明らかにすることもなかった。日枝氏は1961年(昭36)にフジテレビ入社。報道、編成畑を歩み、労働組合結成にも尽力した。ニッポン放送、フジテレビの開局に関わった、鹿内信隆氏の息子、春雄氏に抜てきされて80年に42歳で編成局長に就任した。

81年に「楽しくなければテレビじゃない」をスローガンに掲げて、フジテレビの黄金時代を作り上げた。82年から93年にかけて12年連続、04年から10年までの7年連続の視聴率3冠王を達成。88年に春雄氏が亡くなり、同年にフジテレビ社長就任。01年に会長、17年に相談役になっても最高実力者として君臨し続けた。

92年に春雄氏の後継だった信隆氏の婿養子、宏明氏の追放、05年にはニッポン放送株を通じたフジテレビ支配を試みた堀江貴文氏によるライブドア事件を乗り切って、ますます権力を確固たるものにした。

現在のフジテレビの経営陣は、おニャン子ブームを仕掛けとんねるずをスターにした港社長、「カノッサの屈辱」などテレビ史に残る番組を作った金光FMH社長、「東京ラブストーリー」などトレンディーブームを巻き起こした大多亮関西テレビ社長、「踊る大捜査線」の亀山千広BSフジ社長と、みな日枝氏が社長時代に頭角を現した。共に黄金時代を築き上げた村上光一氏に社長の座を譲り、村上氏が07年に相談役に退いてからは“日枝チルドレン”を次々と社長の座につけた。フジサンケイグループ内に日枝氏に意見できる人物がいなくなり、局長以上の人事はその意向に従っている。

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