フジ「月９」翌週に延期、会見中継５時間CMなしで「イット」からぶっ続け「ネプリーグ」も飛ぶ

記者会見中、顔を手で覆うフジテレビ港浩一社長（撮影・江口和貴）

フジテレビは27日、午後9時からドラマ「119エマージェンシーコール」の放送を休止し、中居正広氏（52）の女性トラブルに同局社員が関与したなどと報じられた件についての2度目の会見をCMなしで5時間、ぶっ続けで放送している。

この日は午後3時45分からの「Live News　イット！」（月～金曜午後3時45分）の番組冒頭、宮司愛海アナが速報で同局の嘉納修治会長と港浩一社長の辞任を伝えた。その後、冒頭部分での嘉納修治会長、港社長のあいさつ部分を放送した。

午後7時から放送予定だった「ネプリーグ2時間SP　各局出身アナウンサーNo1決定戦2025」の放送を休止。午後7時をまたぐタイミングでテロップで「この時間は予定を変更してフジテレビの会見をお伝えします」と告知し、会見中継を続けている。

午後9時になった時点で「『119エマージェンシーコール』第3話は来週2月3日（月）夜9時から放送いたします」と再びテロップが登場した。

同局関係者によると、午後10時からドラマ「秘密　鏡の中に生きる私」などの放送が予定されているが、会見の終了時間によっては番組を休止して放送する予定。関係者によると、最大午後11時ごろまで会見が続くと想定しているという。

この日の“やり直し会見”は、動画撮影禁止や取材媒体の制限などで世間の反感やスポンサー離れも招いた前回17日の会見から一転、参加メディアを限定せずに各媒体4人程度受け入れ、テレビカメラの参加も許可。10分間のディレイをつけてTVer（ティーバー）やFNNプライムオンラインでも配信するなど、前回よりも開けた会見となった。

同会見は株式会社フジ・メディア・ホールディングス、株式会社フジテレビジョン代表取締役会長の嘉納修治氏、遠藤龍之介同局取締役副会長、同局の港浩一社長、同HD代表取締役社長の金光修の4人が出席。フジテレビ取締役相談役の日枝久氏は欠席し、1月28日付で専務取締役から社長に昇格する清水賢治氏が参加した。