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フジ会見終了は深夜2時23分終了 191媒体437人が参加、日にちまたぎ10時間超の長丁場に

日刊スポーツ / 2025年1月28日 2時31分

記者会見で報道陣からの質疑応答に臨むフジテレビ港浩一社長(中央)ら。右は嘉納修治会長、左は遠藤龍之介副会長(撮影・江口和貴)

フジテレビは27日午後4時から、都内の同局で中居正広氏(52)の女性トラブルに社員が関与したなどと報じられた件について2度目の会見を開催し、会見が終了したのは28日午前2時23分だった。報道陣から質問が絶え間なく続き、1度の休憩を挟み、終了までに10時間23分を要する異例の長丁場となった。191媒体、437人が参加した。

会見には、27日に退任を発表した同局元会長の嘉納修治氏(74)や元社長の港浩一氏、遠藤龍之介同局取締役副会長(69)金光修フジ・メディア・ホールディングス代表取締役社長(70)、28日付で同局の社長に就任する清水賢治氏(64)が出席した。降壇時は港氏らが「長時間ありがとうございました」と告げ、一礼して退出した。

会見では、港氏と嘉納氏が退任を自らの口で説明。引退した中居氏の女性トラブルに対する対処、17日の会見内容、その後にスポンサーのCMが75社以上から放送されなくなるなどの責任を取ったもの。同HDは「新たな経営体制で第三者委員会の調査への協力及び信頼回復に向けた改革を進めるとともに、さらに抜本的な経営体制の見直しを検討し実行いたします」と説明した。同社の社員がトラブルに関与していたのかについては依然否定した。

テレビカメラ約30台と400人以上の記者が参加し、10分間のディレイで中継された。多数の質問が飛び、プライバシー観点の保護から回答できない旨が告げられると「答えましょうよ!」「真実を言うべきだ」「会見がぬるすぎる」など開始約30分で怒号が飛んだ。熱が高まり、記者が怒鳴り声を挙げる一幕もあり、記者同士で「うるさいよ!」と言い合うなど混沌(こんとん)としていた。会見開始から約6時間後の午後10時前に一度休憩時間が設けられ、金光氏が「こんなに長くなることには、反省しなくてはいけない」と口にしたシーンも。日付を超えたあたりから退席する記者も増えたが、会見終了まで約2割ほどの席が埋まっていた。

X(旧ツイッター)では「まだやってんの」「トイレ休憩」といった会見に関連するハッシュタグがトレンド入りしていた。

◆近年の長丁場会見

<吉本興業の闇営業問題>19年7月、吉本興業の岡本昭彦社長(当時)が雨上がり決死隊宮迫博之や、ロンドンブーツ1号2号田村亮らによる詐欺グループを相手にした闇営業問題をめぐり、記者会見を実施。約300人の報道陣が参加し、1度休憩をはさんでのロングラン。5時間30分を要した。

<旧ジャニーズ事務所創業者による性加害問題> 23年9月、外部専門家による「再発防止特別チーム」の調査報告書や提言を受け、今後の対応に関する記者会見を実施。ジャニー喜多川氏(19年に死去)による性加害の事実を事務所として認め、前社長の藤島ジュリー景子氏(57)や新社長に就任した東山紀之(56)らが謝罪した。会見は4時間12分におよんだ。

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