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被害者女性を「誰が誘ったのか分からない。中居氏について確認したが守秘義務」フジ港浩一社長

日刊スポーツ / 2025年1月27日 23時19分

記者会見で厳しい表情のフジテレビ港浩一社長(中央)。右は嘉納修治会長、左は遠藤龍之介副会長(撮影・江口和貴)

フジテレビが27日、都内の同局で中居正広氏(52)の女性トラブルで社員が関与したなどと報じられた件について、2回目の会見を開いた。

臨時取締役会議の後、フジ・メディア・ホールディングス(FMH)及びフジテレビ嘉納修治代表取締役会長(74)、フジテレビ港浩一代表取締役社長(72)、フジテレビ遠藤龍之介取締役副会長(68)、フジ・メディア・ホールディングス金光修代表取締役社長(70)の4人が会見に出席した。嘉納会長、港社長が辞任。港社長の後任には、FMHの清水賢治専務(63)が28日付で就任する。

17日の会見を記者クラブだけで、テレビカメラを入れずに行ったなど今回の一連の対応に遠藤副会長は「適性だったとは思っておりません」と話した。

中居氏に聞き取り調査をした社員について、港社長は「23年7月以降でヒアリングという形で中居氏に聞くことはありませんでした。話を聞くと言うことです。キチッとした聞き取り調査をしたのは、昨年12月からです。コンプライアンス担当の幹部社員が行った」と話した。

被害女性が、誰からの誘いでトラブル当日に中居氏のマンションに訪れたのかについて、港社長は「それは分からない。特定日の集合の仕方は、我々は分からない。中居氏について確認したが、守秘義務ということで開示されなかった、ということです」と話した。

トラブルに関与したと報道された社員のA氏に関して、港社長は昨年8月に知ったという。「昨年8月に女性が仕事を離れる時に、Aへの嫌悪感を聞いたけど、それだけのもの。週刊誌で報道されて知った。女性からは聞いてない」と話した。

最高権力者と言われる日枝久取締役相談役(87)の影響力について、金見るFMH社長は「最終的には個人の判断」と話した。

新しいフジテレビのかたちについて、清水次期社長は「今でもコンプライアンス(法令順守)の制度的な者は整っている。十分に機能していたのかという反省点がある。立場の強い者が影響力を行使して、それがハラスメントにつながる。ルール作りをして、下の者が心配なく口にできるようにしなくては。ですから、いろいろな改善策で精神的にも制度的にも、ひとつひとつ作り上げて行くしかないと思う」と話した。

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