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深川麻衣「『本音』と『建前』に翻弄」映画「ぶぶ漬けどうどす」に主演、義母役に室井滋

日刊スポーツ / 2025年1月28日 8時0分

深川麻衣が主演する映画「ぶぶ漬けどうどす」(C)2025「ぶぶ漬けどうどす」製作委員会

深川麻衣(33)が、映画「ぶぶ漬けどうどす」(冨永昌敬監督、6月6日公開)に主演することが28日、発表された。

深川は、京都で450年続く老舗扇子店に東京から嫁いできた、フリーライター澁澤まどかを演じる。「今回京都を舞台に、『本音』と『建前』に翻弄(ほんろう)される女性、まどかを演じました。強烈な個性を持つ登場人物の皆さんと、初めてご一緒できた冨永監督の、何が飛び出すか分からない玉手箱のような演出に心が踊る撮影の日々でした」と撮影を振り返った。

「ぶぶ漬けどうどす」は、脚本家アサダアツシ氏が企画立案、構想に7年を費やした完全オリジナル作品。深川演じるまどかは、老舗の暮らしぶりをコミックエッセーにしようと、街のおかみさんたちに取材を続ける。その中、京都の文化を知らないばかりに「本音と建前」に戸惑い、翻弄(ほんろう)され、京都愛が強すぎるあまりに大騒動を引き起こしてしまう。「ぶぶ漬け」はお茶漬けのことで、タイトルにも使われた「ぶぶ漬けどうどす」とは、京都の人が早く帰って欲しいお客に対して本心を隠し、遠回しに言う言葉だ。

まどかの義母で老舗扇子店のおかみ環を室井滋(66)が演じる。撮影は、行楽客でにぎわう秋の京都で、正真正銘の老舗を借りて敢行した。撮影を振り返り「京都の中の本物と偽物が区別がつき辛い時代に突入! インバウンドで大盛り上がりの街なかで、ロケ中にも、京都のリアルな違和感を覚えました。冨永監督のそれらを見逃さない視線がとても面白かったです」と語った。その上で「ちなみに、本当に偶然なのですが、劇中に登場する老舗扇子店は20年来大ファンのお店で、お中元の品々を買い続けております。京都のご縁に呼ばれたみたいで、それも含めて驚きの連続でした」とコメントした。

まどかの仕事仲間の漫画家・安西莉子を小野寺ずる(35)京都の老舗料亭のおかみ竹田梓を片岡礼子(53)まどかの夫で扇子店の長男真理央を大友律(33)まどかが出会う大学教授・中村航を若葉竜也(35)まどかの義父で環の夫達雄を松尾貴史(64)京都で不動産業を営む上田太郎を豊原功補(59)が、それぞれ演じる。

深川は「結末はハッピーエンドなのかバッドエンドなのか、見る方によって感想が分かれると思いますが、奇想天外でじわじわとクセになるお話です。何より京都の方にも楽しんでいただけたらうれしいです」と公開を心待ちにした。冨永とアサダ氏もコメントを発表した。

冨永昌敬監督 「ぶぶ漬けどうどす」の公開のお知らせをうれしく思います。おととし紅葉まっさかりの京都で撮影した本作は、商家の嫁としゅうとめを演じた深川麻衣さんと室井滋さんを中心とした愉快なホームドラマでありつつ、ひとくちに説明しにくいテーマを持った映画でもあります。6月の公開に向けて、この映画の狙いを少しずつ紹介していきたいと思っています。よろしくお願いします。

アサダアツシ氏 企画立案から公開まで7年かかりましたがようやく皆さまにご覧いただけることになりとてもうれしいです。これは京都を愛してしまった澁澤まどかという女性の“ラブストーリー”です。まどかは京都に認められたいと献身的に尽くしますが、相手は一筋縄ではいきません。まどかは京都に振り回されて打ちのめされますが、それでもめげずに京都への愛を強めていきます。

まどかの思いは果たして京都に届くのか?奇想天外なストーリーと予測不可能な結末が待っています。ぜひ劇場で見届けて下さい。

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