TBS安住アナ「大御所でも時代に合わせた行動、当たり前」"先輩"生島ヒロシ氏のハラスメント問題に

安住紳一郎アナ（2023年12月撮影）

TBS安住紳一郎アナウンサー（51）は28日、総合司会を務める同局系「THE TIME，」（月～金曜午前5時20分）に出演し、ハラスメント行為を理由にTBSラジオの2番組を27日をもって降板した生島ヒロシ氏（74）について言及した。

生島氏の所属事務所「生島企画」は27日、公式サイトで「弊社所属の生島ヒロシに関するご報告」と題して、「今回の降板を重く受け止め、生島ヒロシにつき、弊社における全ての役職を退任させ、また、芸能活動を無期限で自粛させることに決定しました」と報告。生島氏もコメントで、ハラスメント行為が原因での降板だとし、今後は、芸能活動を無期限で自粛する考えも示した。生島氏は「私が友人から送られた不適切な写真をラジオスタッフに送ってしまい、女性スタッフから大変不愉快とのご指摘を受けました」と、内容の一端を明らかにしている。

「THE TIME，」では、フジテレビの記者会見に続いて生島氏のニュースを伝えた。安住アナは「生島ヒロシさんは、元TBSのアナウンサーで私も大変お世話になった先輩」としながら「被害を受けたスタッフも私たちの同僚ということで、残念な気持ちです」と語った。その上で「昨日、生島さんは朝の放送を終えた後、聞き取りがあり、TBSラジオは降板を即日決めました。今朝の放送から別のパーソナリティーが出演しています」と、報告した。

また「わいせつな写真をスタッフに送るなどのセクハラ案件があったと生島さんは言及していますが」と述べた上で、フジテレビの記者会見での港浩一社長（27日付で辞任）の発言を引用し「港社長の言葉にもありましたが、昔の感じでやってしまったところがある、という。生島さんも多分、同じ理由なんだと思います」と指摘した。

「生島さんはみなさんもご存じでしょうが、昔から明るい軽妙なトークが人気なアナウンサーだった。そこがいいところでもあったんですが、やはり大御所でも、やはり時代に合わせた行動が求められるのは当たり前だと思います」と、思いを口にした。

その上で「TBSラジオで働く私も1人として、リスナーや関係者の皆さんに申し訳ないと思うとともに、私も50を過ぎて時代に合わなくなっているところが多々、あると思います。気をつけたいと思いますし、みなさんやスタッフに働きかけていける存在でありたいと願っています」と、自身の立場に置き換えながら語った。

一方、芸能界を引退した中居正広氏（52）の女性トラブルをめぐり「中居さんの報道を受けて、他局にも同じような問題があるのではないかという疑問が寄せられています。TBSテレビは現在内部調査を行っております。結果が出次第、みなさんにお伝えできると思いますので、お待ちください」と呼び掛けた。