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「フジテレビはトカゲのしっぽ切り」会長&社長の辞任に玉川徹氏「日枝さんの存在ある限りは…」

日刊スポーツ / 2025年1月28日 12時33分

玉川徹氏(2019年撮影)

元テレビ朝日社員の玉川徹氏は28日、同局系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演し、芸能界を引退した中居正広氏(52)の女性トラブルに社員が関与したなどと報じられたフジテレビが開いた記者会見に、社内に強い影響力を持つとされる日枝久相談役(87)が不在だったことに失望の思いを口にした上で、一部役員の辞任は「とかげのしっぽ切り」だと切り捨てた。

会見は27日午後4時に始まり、冒頭で役員が謝罪。フジ・メディア・ホールディングス、株式会社フジテレビジョン代表取締役会長の嘉納修治氏(74)と社長の港浩一氏(72)は辞任を発表し、午後4時半すぎから質疑応答が始まった。

日枝氏が出席しない理由や日枝氏の経営責任をただす質問が相次いだが、フジテレビの遠藤龍之介副会長は「日枝相談役がここに来る、来ないというより、今後それぞれがどういう責任を取るかということが重要」などとかわした。遠藤氏は「(今後始まる)第三者委員会の報告時期を1つのめどとして、それぞれの役員がそれぞれの責任を取るべきと思っている」とも述べたが、役員側の回答に納得できない記者が声を荒らげたり、指名されていない一部記者が自席で主張を叫ぶなど、会見は何度も混乱。開始から10時間23分後の28日午前2時23分まで続いた。

玉川氏は、会長と社長の辞任について「多くの人が、トカゲのしっぽ切りと思ったんじゃないですかね。結局、日枝さんという存在がある限りは、代表権を持っている会長であったり社長であっても、『しっぽ』なんですよね」と、皮肉交じりに語った。その上で「そういうイメージを持たれている時に、しっぽを切ったというのは、もしかしたらフジの人たちからすると、こんなにすごいことをしているんですよとアピールしたつもりかもしれないが、事前に予想されたことでサプライズにも何もならない」とただした。

「遠藤副会長は、ここはむしろサプライズも含めて、どこかのタイミングで全員が辞めるというふうなことでもいいのでそこまでおっしゃっていれば、イメージの変更にはつながった」と述べた。

会見そのものについても「フジテレビはもちろん追及される立場にはあるんですが、地に落ちたイメージを回復させる機会にもなる会見だった。でもそのチャンスをみすみす失った」と、指摘した。「1つは、隠すことなく正直に、分かっていることを明らかにする姿勢が大事だったが、本丸である日枝さんを出さないのは、それだけで隠しているとみられるのでマイナスだった」と振り返った。

また「もう1つ、思い切った対応、そこまでやるのかと思わせる対応はあり得たと思う」と述べ「遠藤副会長は『現体制は暫定で、第三者委員会が終わったら、それぞれに責任をとります』と、分かりにくいことをおっしゃった。それなら第三者委員会が終わった暁には全員が辞めますということをいえば、まだイメージは違ったと思う」と主張。「そんなところにも踏み込めない、ふわっと『辞めるかもしれない』というところでお茶を濁すしかなかった」と述べ「みすみす(信頼回復の)チャンスを失ったというのが印象だ」と語った。

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