フジテレビ会見「評価されるべき２点」フリーアナ指摘「働いている人全員が問題、ではない」

27日、記者会見で厳しい表情のフジテレビ港浩一社長（中央）。右は嘉納修治会長、左は遠藤龍之介副会長

元MBSのフリーアナウンサー豊崎由里絵（36）が28日放送のTOKYO MX報道番組「堀潤Live Junction」（月～金曜午後6時）に出演。フジテレビが27日から翌日にかけて10時間を超えて行った2度目の会見について私見を語った。

フジテレビは都内の同局で中居正広氏（52）の女性トラブルに社員が関与したなどと報じられた件について、午後4時から深夜2時まで会見し、港浩一社長（72）と嘉納修治会長（74）の辞任を発表した。

豊崎は、「最低限、あの会見にフジテレビの記者が入り質問をしていたことと、それから最後まできちんと放送をしたというところは評価されるべき。（局の）中の人が評価されるべきだと思う」とコメント。フジテレビ社会部記者が「港社長は女性の、誰にも知られずにという気持ちやプライベートの領域でのものということを盾にして情報隠ぺいをしているんじゃないか」と詰問した場面や、同局が夕方の報道番組「Live News　イット！」を深夜まで延長して会見を伝えたことに触れた。

続けて「ということは、今の経営陣の人権の感覚が、時代と全然合っていなかったことが問題であり、フジテレビで働いている人全員が問題であるということではない、ということがちゃんと明らかになった」と指摘。司会の堀潤は「そうですね。ああいう場でオープンにすることでいろんなものが見えましたよね」と応じた。