米首都ワシントン近郊での旅客機と軍用ヘリ衝突「最も複雑な航空路の1つ」
日刊スポーツ / 2025年1月30日 14時55分
米首都ワシントンDC近郊で29日、小型旅客機が軍用ヘリと衝突した後、付近のポトマック川に墜落した。現地報道によると、当局が捜索・救助作業を行っているが、事故で死亡したとみられる遺体数体が川から引き上げられた。
CNNなどによると、29日(現地時間)午後8時53分ごろ、アメリカン航空傘下のPSA航空の小型旅客機がワシントンDCのロナルド・レーガン空港に着陸しようと接近していたところ、米陸軍のブラックホークヘリとぶつかり、墜落した。アメリカン航空は「事故の旅客機は乗客60人と乗務員4人を乗せて、米国中部にあるカンザス州ウィチト市からワシントンDCに向かう途中だった」と発表した。軍当局は、ヘリには軍人3人が乗っており、高位職はいなかったと伝えた。
事故現場には消防隊と警察、米軍などが急行し、大規模な捜索、救助作業を展開している。死傷者数は直ちには公表されていないが、ワシントン・ポストは死亡したとみられる遺体数体を当局が水から引き上げたと報道した。
キャロライン・レビットホワイトハウス報道官は「ドナルド・トランプ大統領は事故について報告を受けた」とし「多くの機関がすみやかに対応している。連邦と地方の当局が現場で、できるだけ多くの命を救おうと共に努力している。大統領は引き続き状況を注視している」と述べた。
交通部のショーン・ダフィー長官もワシントンDCの連邦航空庁(FAA)本部で状況を管理。事故の影響でロナルド・レーガン空港の離着陸は全面中止され、着陸予定の航空機は近くのボルティモア国際空港に引き返すなどした。
ロナルド・レーガン空港はホワイトハウス、連邦議会、国防総省をはじめ重要な政府・軍事施設に隣接しており、空港の東側にポトマック川を挟んでいる。WPによると、周辺は「米国で最も複雑な航空路の一つ」と説明されている。
在米日本大使館は、邦人被害の有無について「確認中だ」と説明した。
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