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若狭勝弁護士「やるべきことをやってなかった」フジのコンプライアンス部署「初動ミス」を指摘

日刊スポーツ / 2025年1月30日 16時1分

若狭勝弁護士(2019年8月撮影)

元衆院議員で元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士が30日、TBS系「ひるおび」(月~金曜午前10時25分)に出演。中居正広氏の女性トラブルに関し、フジテレビのコンプライアンス(法令順守)が機能していなかったことに、「やるべきことをやってなかった」と批判した。

27日の同局の会見では、港浩一前社長はコンプライアンス推進室とは「連携しなかった」と発言していた。

それでは、問題が発生した場合、どうしたら良かったのか。若狭弁護士は段階を踏んで順番に説明した。

<1>「女性に申し立てることの了解を得る」<2>「申立人の聞き取り」<3>「女性への聞き取り(または相談を受けた社員などへの聞き取り)」<4>「関係者への聞き取り」<5>「(<4>と並行して)客観的証拠の収集」<6>「中居氏に連絡」<7>「中居氏への聞き取り」<8>「情報をまとめて経営陣に提言」という流れとした。

「これが可能だったら、中居氏の起用見合わせという判断に至ったのでは」と若狭氏は言う。

2023年6月の中居氏と女性とのトラブルが核心の部分。「軽い話じゃない。男女のトラブルは警察の聞き取り調査でも難しい」としながら、「第三者委員会でも事実認定できない可能性もある。もやもやした状態が続くかもしれません。いい形になるとは限らないが、コンプライアンスの部署がやるべきことをやってなかった」と初動のミスを厳しく指摘していた。

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